禁断の実験をしました。
それは、かぼちゃを育てるにあたり、初期の方の雌花結実させるというもの。
さてさて、その結果は?
実に、大変だけど、一応成功は、した。という状態です。
では、今回は何が大変で、一応なのかのお話になります。
1. そもそも、なぜ「かぼちゃの最初の雌花」は摘み取るべきと言われるのか?
一般的な栽培のセオリー
かぼちゃは、一般的に10〜15節目以降に咲いた雌花を結実させるのが基本とよく強教科書には説明されています。
そして、それより前に咲いた初期の雌花(一番花・二番花など)は摘み取ることとも。
でも、家庭菜園をしていて花が咲くと受粉させたくなりませんか?
でも、一般的にそれはしない方がいいとも。今回はそうすることで、どうなったか。
一般的なセオリーはやはり守るのが吉という結果になりました。
初期のかぼちゃの雌花を摘み取る理由(メカニズム)
理由①:子育てには「葉っぱ」の体力が不可欠だから
美味しいかぼちゃを1玉育てるには、最低でも立派な葉が10〜15枚必要と言われています。
ちゃんと光合成をおこなうためにもある程度成長して、葉っぱも生い茂らないとそもそもかぼちゃの実を大きく育てることができないとされているからです。
理由②:株の成長(ツルや葉)がストップしてしまうから
小さな株の状態で実をつけてしまうと、栄養がすべて実に集中し、株全体が「息切れ(衰退)」を起こしてしまいます。
株全体が成長に力を使えず、実を育てることに力を入れることにより、成長が鈍化、弱く成ったりするので最終的な終了が落ちることがあります。

理由は分りました!でも、本当にそんなに露骨に差が出るの?
もしかしたら、そのまま育てても案外普通に美味しいかぼちゃが採れるんじゃないの…?
という疑問が抑えきれず、実際にやってみることにしました!
2. 【実験概要】今回の検証ルールと栽培環境
栽培データ
品種:坊ちゃんかぼちゃ 1
栽培方法:地植えで、子どものつるに結実したもの。
約5節目の雌花があり、そのままにしていると結実したため除けずに様子を見ました。
本当は、まだ小さい株なので除けることが推奨とわかっていたのですが、体力的にダメならば勝手に落ちるだろうとの考えもありました。
現在収穫終わり。その後そのまま株は育て中。
品種:坊ちゃんかぼちゃ 2
栽培方法:地植えで親ずるを摘心せずにそのまま伸ばしたもの。
親ずるをそのまま伸ばして、雌花を除けていき、順調に株を伸ばす。
その後タイミング的に梅雨に入り、天候のせいか結実せず、梅雨明けにやっと花合わせして受粉成功。まだ収穫できず。
3. 【時系列】禁断の実験スタート!成長プロセスのリアルな変化
① 【開花・受粉期】運命の分かれ道
普通タイプの西洋かぼちゃは去年育てました。
今年はワクワクの小さめの坊ちゃんかぼちゃを育てます。
調べてみると、小さいタイプのかぼちゃの為親ずるを摘心しなくてもいいとありましたが、これも実験をしようと、摘芯するもの、しないものを用意しました。
この実験は、あまりわからなかったので来年また行いたいです。
(はじめは数株用意してたのですが成長よりも、環境がものをいうような印象なのでなんだかわからなくなりました。)
かぼちゃ1は摘芯して、子どものつるを育てていた時に15枚ぐらい葉っぱがでたあたりで自然に雌花が受粉しました。
約5節目ぐらいの為、除けることを推奨された場所です。
葉っぱも15枚ぐらいありましたし、株が弱るようなら実は落ちるだろうからそのまま育てることにしました。
その後、梅雨前ということもあり季節的に温度上昇という追い風も受けてどんどん実が育ち、葉っぱの枚数も増えていきました。
ここまではよかった。
かぼちゃ2の親ずるをそのまま伸ばした株は、少し成長が遅めの印象でした。
遅いながらも成長していきましたが、雌花が出ても除けていき株の成長を促していく方法を取りました。
② 【2週間後】見た目にハッキリと現れた「異変」
かぼちゃ1は順調と思っていたのですが、どこのタイミングかなんだかもう一つのかぼちゃの成長よりだんだん鈍化していったように感じます。
葉っぱも初めの緑から新しいものは葉っぱが黄緑がかっている様な感じ。
気になる実はだんだん大きくなっていき、特徴的な縦しまが出てきました。枯れる様子はない。
かぼちゃ2は気が付くと成長がよくつるも伸びていきました。
比べるとそのまま緑の葉っぱをおい茂らせています。
次々と花を咲かせますが、ルール順守のため、除けていきました。
そろそろいいかな?というぐらいに梅雨にぶつかり、残念ながら長い梅雨の間は結実することなく、成長していました。
③ 【1ヶ月後】株のスタミナ切れとそれぞれの結末
かぼちゃ1はそのまま実が落ちることにはならず、実が十分育ちました。
しかし、株が弱っていたのでしょう。
実が育ち始めて初期の方にうどん粉病が発生して、その後の梅雨もあり被害がだんだん広がっていきました。
かぼちゃ1:
最終的に収穫できました!
今はリビングのオブジェとなっています。でも後から咲いた雌花はすべて黄色くなって落ちてしまいました。ざんねん。
うどん粉病は落ち着いた状態です。株元と少し離れた場所に青々とした孫ずる?が発生中。今までの親ずるはそのまま力ない状態ですが少しずつ成長はしています。
暑さのせいか、最近は雄花しか咲きません。
かぼちゃ2:
15節目に見事な雌花が咲き、万全の状態で受粉。今遅いながらも育って握りこぶしぐらい。なんだか成長、成熟が遅い感じ。(つるボケ気味の印象)
株自体は旺盛な繁殖をしていて、孫ずるメインでわさわさです。かぼちゃ1のおよそ3倍ぐらい。
でもやはり、暑さの為か雄花ばかりが咲きます。
4. 【結果発表】最初の雌花を残して育てたかぼちゃはどうなった?
実験の最終結果をズバリまとめます。
収穫できたサイズ・見た目の比較
かぼちゃ1:手のひらサイズのミニかぼちゃ。かわいい。一つだけ。
株自体は弱ってしまったので、病気に弱い印象。
葉っぱの展開も控えめ
かぼちゃ2:いいタイミングで受粉できなかったので今更ながら1個育ち中。
株自体は旺盛、一度微妙にうどん粉病になったけど、すぐに回復。今はすごく力づよく地面を侵略しています。
5. まとめ:実験を終えてわかった「教科書が正しい理由」と例外
結論:先人の教え(セオリー)は100%正しかった!
先人に知恵は正しかった!結果になりました。
今回の実験は思うような気候の中ではないため、結果お互いの実の数が1づつですが、気候が許されるならば、かぼちゃ2の方が収穫もできたのではないかな?と。
この後の気候が良くなり、雌花が咲き、元気で株が頑張れそうならそのまま秋の結実を期待したいところです。難しいかな、、、。
ただし、こんな場合は「残してもアリ」かもしれない条件があります。
プランター栽培で、どうしても今年中に『1個だけ』早く収穫してみたいお子様の自由研究などであれば、あえて残してミニサイズで楽しむのもアリかも…?
とりあえず一つでも収穫したい。コンパクトなサイズで終わらせたい場合は早期の結実がお勧めです。
でも個人的には皆さんはぜひ、今回の私の失敗(または実験結果)を参考にして、心を鬼にして一番花をチョキンと踏み切ってくださいね!
その先には大きな大収穫が待っています!

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