実は家庭菜園の味方だった卵の殻!虫よけ!肥料!土壌改善!卵の殻の有効活用

家庭菜園

こんにちは。物価高でも毎週買うものの一つに私は卵があります。

お弁当に、お菓子作りにほぼ毎日触っている卵ですが、実は家庭菜園でも優秀な肥料や、虫よけになるんです。

きっかけは色々調べたヨトウムシ対策だったのですが、色々調べるうちにとても活用できる素材ということに気が付きました!

家庭菜園における卵の殻の効果(肥料、虫よけ)

主に、私は家庭菜園での卵の殻の効果は肥料、虫よけに使っています。

肥料としてはその豊富なカルシウム、ミネラルは家庭菜園での土の方に効果があります。

土壌改善や、植物の育成をよくする、必要な栄養素補給ですね。

人間と同じように植物はカルシウムも成長に必要な栄養素です。当たり前ですが栄養素なので使うと無くなり、必要な栄養素が取れなくなると植物も色々な障害が出てきます。

トマトの尻腐れ果や、白菜の芯腐れはよく聞くカルシウム不足の症状です。

病気と言えなくとも、やはり成長に障害が出てくることが多く、葉っぱや、根っこの成長が悪くなる症状が出ます。

これは、カルシウムが植物の中を移動するときになかなか末端や、成長が著しいところに行きにくいからです。

しかし、カルシウムは植物の細胞壁を強化してくれて、病害虫への抵抗が強くなり丈夫にしてくれるのでとても重要な栄養素と言えるのでやはりちゃんと与えたいところ。

また、虫よけにも効果があります。

私はヨトウムシの虫よけでこのことを知ったのですが、他にもたくさんの虫よけができます。

ナメクジ、ヨトウムシ、ネキリムシに効果があるとのことです。

卵の殻は割った断面が結構鋭く、この鋭い感じがちくちくして虫が野菜を忌避するとのことでした。

正直、ナメクジに関しては賛否両論な意見が多い印象です。

purannto
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私の体験ですが、ヨトウムシ?ネキリムシ?どちらかわかりませんが夜などの間に小さな苗を伐採していくことがこの卵の殻で防げたので効果ありです。

卵の殻を土壌改善や肥料として活用する方法

方法は簡単で、卵の殻を良く洗い、乾かした後に細かく砕き土にすきこみます。

こうすることにより、卵の殻が土に混ぜ込まれて通気性が上がったり、植物の根はりが良くなります。

また、時間はかかりますが有機肥料としての効果も期待できます。

カルシウムは土壌の性質を酸性から中和して植物が成長しやすい性質に土を改善してくれます。

☆卵の殻を入れすぎるとアルカリ性に傾く可能性がありますので、少しづつ様子を見てすきこんでください。

☆卵の殻を大きい状態ですきこむと逆に植物の根はりを阻害することもあります。できるだけ細かい状態で土に殻をすきこんでください。

卵の殻と酢を組み合わせた独自の活用法(酢酸カルシウム)

よく聞く方法はお酢と卵の殻を反応させてつくる肥料だと思います。

作り方は簡単です。

1.卵の殻を良く洗い、ぬめりを取り良く乾燥をさせます。

2.乾燥した卵の殻をガラス瓶に細かく砕いていき、そこにつかる程度酢を入れます。

3.入れるとすぐに卵の殻にぷくぷくと白い泡が付いてきます。反応している様子が見て取れます。

4.あとは24時間~3日程度放置します。

5.完全に殻が解けるわけではないので、残ったからを濾してその出来上がった原液を必要に応じて水で希釈して使用します。

100~200倍に希釈して、植物の葉っぱなどに散布します。

残ったからは植物の肥料に土にすきこんでもいいですよ。

☆原液は密閉容器で冷暗所に保管して早めにお使いください。

コーヒーかすとの組み合わせ

卵の殻は肥料になると書きましたがコーヒーかすも良い肥料になります。

また、害虫対策としてもネキリムシ、ナメクジなどを忌避させる効果がコーヒーの香りにあるといわれています。

卵の殻とコーヒーかすでは性質が違います。

卵の殻はアルカリ性に傾いますが、コーヒーかすは酸性に傾きます。

ですので、その野菜が必要とされる性質に合わせて使用することができます。

☆そのままのコーヒーかすを使うと残っているポリフェノールやカフェインが植物の成長を阻害すると報告にでていますので、肥料として使う場合は発酵を行い時間をかけて堆肥に加工して使ってください。

ヨトウムシやネキリムシに効く卵の殻活用法

ヨトウムシ

ヨトウガというガの幼虫です。夜間に活動をして葉脈を残して食欲旺盛になんでも食べてしまいます。

葉っぱの裏に黄緑~白っぽい小さな卵を密集して産み付けます。

ネキリムシ

カブラヤガや、タマナヤガなどの幼虫です。

夜行性で夜間に土よりはい出て若い苗を好んで食害します。

枯れ葉などに一か所1.2個卵を産み付けます。

対策としては、卵の殻を守りたい植物の苗に周りに密集して、撒きます。

この卵の殻は良く洗い、乾燥させて程よい大きさに粉々にして撒いてください。

私は結構周り5センチぐらい濃い目にまいて効果があり、虫の食害はありませんでしたが、場合や条件で効果は変わると思います。

このちくちくとした卵の殻を虫が嫌うといわれています。

また、卵の殻ではありませんが太めのストローで茎をカバーして物理的に守る方法もあるようです。

薬剤を使わない方法の一つとして紹介しますね。

家庭菜園で卵の殻を使う際の注意点

卵の殻は有機物ですので、ちゃんと洗わないで使うと匂いの発生や害虫の誘因、カビなどの汚染が発生しますので注意してください。

効果のほどは細かく砕くほどに早く効果が出ますが、量によりますが土壌の性質をアルカリ性に傾けますので、長期的に使用する場合は適時PHを調べるようにしてください。

卵の殻の栄養だけで野菜は育ちませんので総合的に見て必要な栄養を野菜に与えてあげてください。

まとめ

卵の殻は家庭菜園にとって肥料や、虫よけになるようです。

普段捨ててしまうもので、そんな効果があるのならばぜひためしてみたいですよね。

また、私のようにヨトウムシ、ネキリムシ対策としてネットで調べて結果卵の殻での対策に行きついた方も多いと思います。

少しの注意点はありますが、市販の薬や肥料と比べて無料でできるのはとても大きいですよね。ぜひ、試してみていただければ嬉しいです。

この物価高、家庭菜園で少しでも楽しく乗り切りましょうね!

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