ネコブセンチュウが最大の悩み!オクラ後作にピッタリな作物は玉ねぎ?

家庭菜園

オクラって今育ててますか?

私も現在育てています。 私の庭の夏の野菜は今育てている野菜はオクラとナスなのですが、今も時々お花も咲かせて収穫もできています。そして身長も結構高くなったオクラ。

オクラは一般的に10月、もしくはすごく頑張って11月まで収穫できることがあるそうです。

その地域の気候によりますが、温かい気候ですと結構長く収穫ができやすいようですが、やはり秋になり一般的に15度以下になると成長が止まるようです。

ぎりぎりまで楽しみたいですが、秋に入ると後作のこともそろそろ終わりを考える時期が近づいているとも言えますよね。

さてさて、皆様は何にされるか決めていますか?

オクラを終わらすサインは?

オクラは暑い気候を好む夏野菜です。

ですから種を蒔いた時期にもよりますが、長くても秋には終了することが多いです。気温も下がり始めると成長が止まり枯れてしまいます。

最後まで、枯れるまで待つのも悪くはないですが、(終了時期をゆっくりにするのも家庭菜園の楽しみです)そのあとに秋冬野菜を植えようか、と考えている方は収穫が落ち着いてきたり、成長が止まったりなど、終了するサインが出ているかチェックしてみてください。

成長がほぼ止まる、花が咲かない

オクラの全盛期は本当にぐんぐん背が高くなります。場合により私たちより長く育つこともありますよね。

しかし、オクラの成長は終了時期が近づくにつれ成長が鈍く、だんだん花も咲かせにくくなります。

そうなると、収穫も期待できません。少し名残惜しいですが、秋冬野菜を育てる予定の方はここで終了して、土づくりを行うタイミングかもしれません。

オクラの実が大きく育たない、花が咲く位置が葉っぱの位置とひどく近い

オクラの実も終了が近づくにつれて大きくなりにくく、また形がおかしいものが増える印象です。

また成長が遅くなり、そのような事態が続いていると花が咲く場所も葉っぱに埋もれるような狭い場所になりやすいです。

気温も、季節も、お世話も何もかも問題ないのに成長が悪い場合は終わりが近づいているサインかもしれませんね。

オクラの株がだんだん枯れ始める、元気がない

明らかな病気や虫が付いていないのに、枯れ始める場合も終わりのサインの可能性があります。

だんだん葉っぱの色が黄色や茶色になっている場合、ひどく茎や葉っぱが筋張っているなど、症状が出始めます。

他の目安としてもオクラは夏野菜ですので、気温が15度を下回る期間が続き、このような状態が続く場合は終了を意識することになりそうです。

オクラと連作障害の問題

家庭菜園者でやはり怖いのは連作障害ですよね。

この連作障害になってしまうと、どうしても病害虫が増えて成長も悪く、せっかく育てても残念な結果になりやすい印象です。

今回取り上げてるネコブセンチュウも連作障害の弊害のことも。

purannto
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現に私ごとですがミニトマトでの連作障害を起こしたことがあるのです。

虫は寄ってきませんが、明らかになかなか成長しない状態ですし、実の付き具合も悪かったです。

夏は年に一回しか当たり前ですが無いので、すごくもったいない夏になってしまいました。

連作障害は同じような野菜を繰り返すことで起るために、まずはオクラと同じ科の野菜は後作には使えませんよね。

オクラはアオイ科の緑黄色野菜です。

アオイ科で家庭菜園で育てることが多いのはモロヘイヤ、ぐらいでしょうか。

オクラ終了後に夏の間にそのまま土づくりを行い、また来年夏に家庭菜園を楽しむ場合は場所に注意してくださいね。

もちろんオクラもアオイ科なので、同じ土地でそのまま育てる場合は連作になります。

ちなみにアオイ科は実は他にも意外なところですと、ドリアンやカカオもアオイ科なんです。こちらは果物ですね。

調べていて、すごくびっくりしました。似ても似つかない!

日本で育てることは本当に設備が大変になるドリアン、カカオの親戚にいる日本の気候に馴染んでいるオクラ。

何だか個人的にとても意外でした。大輪のきれいなお花を咲かせることから、他の野菜とは一味違いますね。オクラ。

オクラ後作にて、適切な後作の選び方、後作に選ばない方がいい野菜

同じアオイ科の野菜

根菜類など(ダイコン、ニンジン、ゴボウなど、根っこを育てる野菜)

ナス科、ウリ科、(トマト、ナス、ピーマン、キュウリ、など)

連作障害対策には同じアオイ科を排除すればいいのですが、他の問題になるオクラの苗がネコブセンチュウに侵されている場合は、対処が必要になります。

また、オクラはネコブセンチュウ被害が比較的多いので、わからずにその後の根菜、ナス科、ウリ科など、ネコブセンチュウの被害にあいやすいためやめた方がいいとされています。

ネコブセンチュウという言葉はご存じでしょうか?

ネコブセンチュウという害虫はオクラを好み、増殖し、残念ながらオクラが終了した後もそのセンチュウは残り続け、その被害が次の作物にも影響する恐れがあります。

害虫と記入しましたが実際は目に見えるほどの大きさではなく、オクラを育てている土壌に存在して、様々な悪い影響をオクラに与えます。

ですのでそのことも踏まえて後作を選んでいきましょう。

ネコブセンチュウに汚染されている土壌の場合、根菜類を育てると根菜類は作物自体をぼこぼこにしてしまいます。せっかくの収穫物がそんな見た目は悲しいです。食欲も、、、ですよね。

このぼこぼこしてしまった作物は一応加熱して食べれますが、筋張っていたり、固かったりすることが多く、あまりおいしいとは言えないようです。

また、ナス科の野菜なども(次の年になりますが)オクラ後の連作には不向きです。

これはやはりオクラはネコブセンチュウ被害が多くなる傾向があり、そのネコブセンチュウにナス科はネコブセンチュウを増やす可能性があり、あまり強いとは言えず、オクラの後作には適していないとされています。

ネコブセンチュウとは

ネコブセンチュウはセンチュウに属するものです。

実はセンチュウはどこにでも生息しています、土に限らず海中に居ますし、すべてが植物の害になるわけではありません。

しかし、作物を作るうえで、ネコブセンチュウ、ネグサレセンチュウといったセンチュウはダメです。作物に害を与えます。

名前の通り根っこにこぶを作ったり(ネコブセンチュウ)根っこを腐らします(ネグサレセンチュウ)

ネコブセンチュウの対策は?

対策としては目に見えるサイズでは無いので、汚染された土壌に熱消毒、農薬などで対処を行う、対抗植物を植える、センチュウに強い作物に切り替えるなどがあります。

そして一番大切なものは持ち込まない!です。

汚染された土壌や、農具などからセンチュウは移るので、センチュウがいるとわかった土壌に触れた農具、土、作物などは扱いに注意してください。

有名なのはマリーゴールドをコンパニオンプランツとして採用することも多くあります。

マリーゴールドは根っこなどから、このセンチュウや他の害虫が嫌がる成分を分泌して増殖抑制につなげます。

方法としてはマリーゴールドを土にすきこんだり、コンパニオンプランツとして近くで育てることが多いです。

マリーゴールド以外にもイネ科やマメ科、キク科にもセンチュウに抵抗があるとされています。

ネコブセンチュウに寄生された作物は、根っこに大小さまざまなこぶができます。

ただこぶができるだけでなく、このこぶができるために土壌からの栄養などの吸収を妨げられて思うように育たない、場合に寄ったら枯れることもあります。

また、成長がおそいな?栄養不足かな?と栄養を与えても効果がなく、作物の撤去時に初めてネコブセンチュウで根っこが侵されていた!なんてこともあり、わかりにくいため対処がすぐできないことも多いです。

もちろんすべてのオクラにネコブセンチュウが発生することはありませんが、少なくとも撤去したオクラの根っこがぼこぼこしたり、おかしい場合は次の作物を育てるときは、まずはネコブセンチュウ対策が必須になります。

オクラの後作に良い野菜

オクラの後作には基本的に次の年もそのままの土でオクラを作ったり、アオイ科の野菜をつくることなく、ネコブセンチュウの可能性もなければ基本どんな野菜でも大丈夫と考えます。

でも。やはり一番個人的お勧めは玉ねぎ。

玉ねぎ

オクラを終了して、土づくり、そして定植と行うにはオクラ終了から結構あわただしいスケジュールになりやすいです。

また、寒さが厳しい時期ですと、本当に育てられる野菜が少なく、そのまま土づくりを終わらせて終了、という方も多いでしょう。

秋冬玉ねぎは、晩秋ぐらいに定植を行い、冬春と越して春先に玉ねぎが大きくなり収穫というサイクルになり、このオクラ栽培後にはとてもスケジュール的にマッチしやすいです。

病害虫に強く、品種を選んで極早生などを育てるようにすると、夏野菜をその土地で作ることも可能です。

注意

早生、中生、晩生など必ずチェックをしてください。

早生 早く収穫(4月ごろまで)でき、サラダに最適。保存には向かない

晩生 遅く収穫(6月、7月)でき、煮込む料理、保存に最適

と、最終的な収穫時期がひどく変わります。夏野菜を作る場合は注意が必要です。

☆玉ねぎ自体の実が太り始めるのは温かくなるぐらいからです。

オクラ後ということで植え付けは遅めですが、ホームセンターなどに苗で売っているので種より苗から育てる方が時期的な失敗が少ないです。もちろん早めに苗づくりをするのもいいですね!

ソラマメ

西南アジアの原産のマメ科植物です。

名前の通り、さやが空に向かって生えるため空豆と言われることになったそうです。

やや鮮度がやや落ちやすいので、家庭菜園で育てて一番おいしい時に食べるのが最高の贅沢ともいえそうです。

茹でたり、てんぷらとして食べたり、春のおいしい豆です。

種植えは10月ごろですのでオクラが終わり、夏野菜のつなぎとしてもスケジュール的に良いと思います。

マメ科ですので、空気中の窒素を吸収でき、元肥の窒素を少なくても大丈夫な野菜です。

☆空豆はやや発芽率が低いためポットまきして置き、定植すると失敗が少ないです。

空豆は豆自体をすべて土に埋めるのではなく黒い部分を下に、3/1ぐらいは空気に触れる程度にまきましょう。

まとめ

オクラはアオイ科でオクラ以外でアオイ科と言えば連作障害の事を考えると、ほぼアオイ科は無いですが、他にも考えることがありました。

オクラはネコブセンチュウの被害を受けやすく、また、ネコブセンチュウが一度発生しているとその土では対処していないとそのままネコブセンチュウの被害を受け続け、まともな家庭菜園は難しいです。

ですので、まず、オクラを終了させた場合は根っこの確認と、その場所でその後に植える野菜を少し選んでみてください。

ネコブセンチュウの可能性を考えると、やはりその被害を受けやすい野菜は排除したほうが無難と言えます。

全然センチュウ被害が受けないわけではないですが、比較的玉ねぎ、ソラマメがオクラ後には良いとされています。季節的なスケジュールにもとてもいいと思います。

私は、去年玉ねぎを植えたので今年はもう少しチャレンジして春菊を育てようと準備しています。

土づくりの関係で直播ではないですが、どうかな~?とワクワクです。もう少しオクラを育てたいので!

また、ご報告できれば幸いです。

この頃少しずつ朝冬が寒くなりつつありますね。皆様お体を大事にしてくださいね。

楽しい家庭菜園ライフを!

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