いつまで育てても小さい実!?トマト、ミニトマトの成長を促す秘訣

家庭菜園

ミニトマト、トマトのピークは終わった様な私の家庭菜園です。

ミニトマトの花が咲いても落ちたり、実がなってもなんだか小さいままで赤く色ずいていませんか?

私の畑は今そのような状態です。悲しいことに。これは原因はあるのでしょうか?それともやはり猛暑のせい?

トマト、ミニトマトの成長を阻む原因とは?

トマト、ミニトマトの実がならない原因とその影響

トマトの実がならない原因は様々になります。

主に高温障害や、なり疲れ、栄養の過不足、日照時間が短い、水不足、病害虫被害など。

ですので、トマトの実がなりにくくなりだしたときから、何が変化したかわかればおのずと原因が判明しそうです。

病害虫の影響

まず、すぐに見てわかるのが病害虫です。

育てていて、トマト、ミニトマトは病害虫に比較的強いと思いますが、やはり害虫被害はあります。その場合葉っぱの裏や茎に虫はいないでしょうか?

また、苗自体は元気ですか?葉っぱの色がおかしい、なんだか落書き見たな筋が入っている、、、。

など変化があり、それからしばらくして実が付きにくい、付かない場合は原因から対処できればまた実が付き始めるかもしれません。

日照不足がもたらす影響

他にも、トマト、ミニトマトをプランターなどで育てていた時に場所を動かして日陰が多くなった、水やりが少なかったなどの原因も考えられます。

この場合は、日照不足が原因だ!と急激に日陰から日向にプランターを動かすとその太陽の強さに負けてしまい日焼けを起こしますので、少しずつ短時間から日光に当てるようにしてあげてください。

あとは、庭などに障害物ができて日がな日陰になった。季節の代わり目で日照時間が変わった場合もあるかもしれません。

日照不足は、光合成をおこない成長するトマト、ミニトマトにとってはとてもよくありません。

成長するエネルギーも、ましてや実をつける力がなくなります。

その結果、花が咲きにくい、花が咲いてもすぐ落ちる、実ができても小さい、実がゼリー状でおいしくないなどいろいろな障害が出てきます。

猛暑対策で毎日ずっとすだれや遮光ネットで日よけをしていて、の場合はすこし難しい問題になります。

本当にこの猛暑はつらいものです。高温障害で実がならないという場合も大いにあるからです。丸一日の日差しをよけている場合は日差しを避ける時間を少し工夫する、遮光ネットですと遮光レベルの低いものに変えるなどしてみてもいいと思います。製品により遮光する力は違いますので。

すだれなどを使っている場合の時間の工夫は一番強い日差しの時のみ猛暑対策をするなどはいかがでしょうか?

この場合も一日中遮光している場合は急激に太陽の光に当てるのではなく、徐々に強い光に慣らしてあげてください。

肥料過不足と水分管理の重要性

肥料が多すぎる

栄養の過不足は、トマト、ミニトマトの茎の太さや葉っぱの色、形などで判断できます。

葉っぱがくるりと内側に丸くなっていませんか?病害虫などの被害以外で、青々をした葉っぱがくるっと、ものによったらちじれた様にくるりと成長しているような感じになっている、そんな印象になっていませんか?

茎は太く(1cm以上)、瑞々しく、葉っぱも青々としているけど、なんだかちじれた印象の場合は栄養過多になっているのかもしれません。

栄養過多になりますと、病害虫への抵抗が弱くなり被害を受けやすくなるほかにも、花や実が付きにくい、実ができてもえぐみがありおいしくないなどの問題も出てきます。

栄養分だけ取り除くことは困難ですので、肥料を控える、脇芽などを育てて栄養を分散させるなどになります。

後は尻ぐされが出てきた場合は石灰を追加する(尻ぐされ対策)など症状に合わせて対策になります。

プランターン場合は土が限定的ですので水やりを多く行い洗い流すことができるかもしれません。

肥料が少なすぎる

こちらはひょろっとした茎になる、なんだか葉っぱの色が薄い状態で細い印象になります。またカリウム不足の場合は葉先が黄色く枯れかけますし、実ができにくい、できても割れたりしやすくなります。

そしてカリウムはトマトのおいしさにも影響があります。

カリウムが不足しますと、酸味が気になり甘みの少ないなんだか味気ないトマトになりやすく、また実の大きさも大きくなりにくいです。

他にもやはり病害虫の被害を受けやすくなりますし、栄養不足でそもそも苗自体の成長がとても悪くなります。

また、肥料のバランスが悪い場合はトマトの苗の成長が良くない場合も多々あり、難しい問題です。

暑さと高温による影響

今年は本当に暑い夏です。(2025)普通に40度以上になる地域もちらほらあり連日35度越え、、、。ですのでこの夏になり出てきた症状ですとこの高温障害の可能性があります。

トマトは比較的暑さに強いですが、適温は昼間で25~30度程度がよい夏野菜です。そして40度を超えると、成長自体が止まってしまいます。

高温障害では35度以上になってくると生理的障害が起こってきます。

野菜の高温障害でよく起こること

花ができにくく、できても実がならず花が落ちてしまう。

実ができても小さいまま。

実の色が一部黄色いままで綺麗に色づかない。

尻ぐされになりやすい。

などトマトにとっていいことはありません。

対策はやはり遮光、葉水などを行い温度上昇を抑える、風通しを良くする、マルチを使用して、地温の上昇を抑える、トマトの品種自体を高温に強いものに変えるなどあります。

猛暑でも家庭菜園をしたい。野菜の真夏対策をしてこの夏を乗り切ろう!

トマト、ミニトマトのなり疲れ

トマト、ミニトマト以外の作物でも起こることですが、最盛期によく起こるものでなり疲れということがあります。

トマト、ミニトマトの実を結着させることはトマト、ミニトマトにとって大きなエネルギーを必要とすることです。

そして、たくさんのエネルギーを使うことは、トマト、ミニトマト自体の苗を虚弱させたり、それ以降エネルギー不足で実が付きにくくなったりの障害が出てきやすいです。

また、成長と共に根っこなどの老化も始まり、この猛暑での高温でもトマトの苗の悪化を招きます。

症状

葉っぱが黄色っぽくなり、場合によっては枯れたりしおれたりすることもある。

株の成長が止まったり、ひどく緩やかになる。

実がついても形が悪い、小さいままで大きくならない、味も悪い。

収穫量が減ってくる。

など様々な良くないことが起こります。

対策

肥料不足にならないように、適時状態を観察して追肥を行います。

水やりも同様に状態を見て、乾燥している場合はたっぷり与えて根っこや株の回復を助けてあげてください。

トマトの実に必要な栄養はその実がついている場所から上の2枚から供給されていますので、少し多めに見てもその実上下2枚ほど残して、他の下の方の葉っぱは除けてしまいます。

余分な栄養を消耗させないためにも、葉カキは風通しを良くして病気の予防的にも行う方がいいです。

また、脇芽などもできるだけ除けていきます。

少しもったいないようですが、余計な実でエネルギーを使わないためにも適度に摘果を行うことも有効です。

花が咲いても実にならない枝も切り戻すのも有効です。少し時間はかかりますが株が回復するとその脇芽からまた成長して、トマト、ミニトマトをならすことができるでしょう。

☆なり疲れになると回復には時間を有することが多いので、根気よく回復を手助けしてあげてください。

まとめ

トマト、ミニトマトを育てるうえで、実が小さいまま赤くなる、みなそもそも実がならなくなったことはありませんか?

原因は様々にあります。

まず、病害虫の被害があるために実が育たなくなった。

日照不足、水、栄養不足。栄養過多でも実はちゃんと育たないことがあります。

また、この時期で可能性が高いものは高温障害と、なり疲れが多いようです。

高温障害はできることは限られていますが、影をつくってできるだけ気温を下げたり打ち水や葉水など水を利用していく、マルチなどを使い地温を下げることも有効です。

成り疲れは収穫全盛期ごろに起ることが多いですが、どうしても症状が出てくる前に対策を行うといいのですが、なかなか難しいですよね。

成り疲れになっても、時間は少しかかりますが株の回復させる方法はあります。

次回の秋冬野菜の計画も立てる時期となりましたが、精いっぱい夏野菜のトマトを収穫して楽しみたいですね。

purannto
purannto

私の畑も現在ミニトマト、トマトの実がならなくなったりしたので、切り戻しや栄養などを対策して少しずつまた実がなり始めたところです。

もう少し、秋冬野菜の計画もありますがトマトを楽しみます。

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