秘密のサイン!トマト茎のブツブツで判断する健康状態

家庭菜園

暑い夏が到来していますが、この暑い夏、結構しんどいですよね。

実はトマトもしんどいのかもしれません。

今が収穫のピークを迎えた私の家庭菜園のトマトも、日々赤くなって楽しく収穫できているのですが、ふと見るとトマトの茎にぶつぶつとした白い?薄い茶色い物がある。

なんだこれ?

結構伸びているものもある。気持ち悪いぐらいに、、、。病気?

実はこれは気根というものなんです。

でもどういう時に出て、何の意味があるのか知っていますか?

トマトの茎に現れるブツブツの正体とは?

トマトのブツブツ、にょろりとでているものは気根というものです。

気根事態にはトマトが移るような病気ではなく、空気や水分不足などになっているときに出てくるものになりますので、根っこなどに何かしら問題がある可能性が考えられます。

原因

水不足、養分不足、空気不足、根っこが痛んでいるなど(青枯れ病、かいよう病など病気により)

気根の効果

空気中の水分や養分を吸収して植物の成長を助けます

湿度の高い環境下の植物によく見られますし、よくテレビなどのジャングルの映像で一回は見たことがある方も多いと思います。

トマトの茎だけに起こる現象ではありませんから。

支柱として

土近くに出てくる場合はそのまま土に根付き、支柱としての役割も果たすことができます。

この台風などが来る日本にはうれしいものかもしれませんね。最近そうでなくても風が強い気がしますし、支柱は強ければいいいと考えます。

トマトではありませんが、ガジュマルやマングローブでよく見かけます。

気になる対策が必要な気根

いい事のように気根がありますが、トマト自体が何らかの原因により、気根を伸ばしたのでしょう?

それがヘルプのサインでしたらすぐに対応してあげたいですよね。

気根の発生とその影響

水不足と過湿のバランス

もっとも考えられる原因は水分不足です。

この頃の夏は本当に暑いです。毎年同じように水やりをしていると追いつかない場合があります。

また、毎年同じように雨や湿気があることもないので、まずはたっぷり水を与えるのはどうでしょうか?

しかし、真逆の可能性もあります。

根っこが加湿で痛んでいる場合

トマトは乾燥に強い植物ですので、加湿により根っこが痛んでいる場合があります。

その場合はどんなに水を与えても水分が行き届かないことになり、気根の原因になります。

痛んでいなくても、プランターや鉢の中で根詰まりを起こしているや、畑でも狭い区間にいっぱい野菜を植えていて十分に水分が摂取できない場合もあります。

大切なトマトを色々観察してみてくださいね。

根っこの加湿対策は根っこの容器を大きくする、水はけのいい土壌に変える、土が固い場合も気根が起こりやすいですので、通気性のいい、根っこの張りやすい土にする。

水やりの時間を暑い時間にしない、じめじめした状態で、水を与えないなどを気を付けます。

肥料や土壌の不足

水不足以外にも栄養不足でも気根が起こります。

この場合は、気根の他にもトマトの木事態の葉っぱの色が薄い、茎が細くてひょろひょろしている、なんとなく元気がない、など症状があります。

この場合は追肥して様子をみてあげてください。

急に栄養を一杯上げてしまいますと、その栄養のせいで今度は根っこに傷がつき、本末転倒な場合もあります。

様子を見て、少しずつ与えてあげてください。

☆トマトは食べれる?

できたトマトは食べることができます。

気根ができたからと言って実の方には基本時に病変はありません。

病気での気根の場合はやめた方がいいですが、上記の物理的原因な気根でしたらいつものトマトと変わりはありません。)

病気が原因であることも

青枯れ病

原因

ラルストニア・ソラナセアラムという細菌の感染によっておきます。

土壌感染、他の苗からや汚染された農具殻などが主な感染経路になります。

症状

特に葉っぱや茎などが明らかな病変(茶色く枯れるなど)ないのに天気のいい日はしおれてしまう。でも、天気が悪い日はしおれずに元気そうに見える。

そんな不思議なことを繰り返していくうちに、株全体が枯れる病気です。

高温多湿の時期に多く発生します。

トマト以外にも、ピーマン、ナスなど多くの野菜にもみられる病気です。

土からの感染が多く、根っこが傷がついた、状態が悪い場所から入り込むといわれています。

この病気は、病気が根っこや茎など栄養や水などの通り道を塞ぎ枯らしてしまうので、茎などを切って水に入れると白いものが出ます。

対処

土壌の病原菌の消毒になります。

抵抗力の強い苗を使う、抵抗力をあげて感染しにくくさせる、根っこを傷つけないなどできる対策はありますが、特効薬という意味での薬は現在無いようです。

かいよう病

原因

クラビバクター・ミシガネンシス・亜種・ミシガネンシスという細菌によって彦起こされる病気です。

種子感染、土壌感染、作業中にほかの感染源から感染する二次感染が主に感染経路としてあります。

症状

高温多湿の梅雨時期に好発します。

初期は株の脱水症状がおこり、だんだん広がっていき乾燥して上方に葉っぱが撒きあがります。

症状がだんだん進行していくと、葉っぱ全体が褐色のかいよう状に変色して枯れてしまいます。

結果した実も変形しますし、葉や茎にもコルク状のものができてきます。

対処

土壌の消毒、汚染された種を使わない、連作をしないなどが主な対策になります。

有効な農薬もあるようですので、正しく調べて正しくお使いください。

まとめ

現在私の小さな庭の家庭菜園でも、トマトに気根が発生しています。

原因は一度茎を折ってしまい、無理やり成形して持ち直したと思っていたのですが、持ち直せてないようです。

折ったところを起点に空気、水、酸素、栄養など必要なものが上まで届きにくいとトマトが感じて、の生きるために気根を伸ばしているのだろうと思います。

申し訳ない事をしたと思いつつ、でも植物の強さに感動します。

この気根は様々な原因で起こるようですし、トマトだけではなく他の野菜にも起こるようです。

すぐに対処できる原因意外に病気の青枯れ病、かいよう病なども考えの一つになって気ますので、よく日々観察してその株に会った対処を行ってあげてください。

この暑い日々でも頑張って実を作ってくれるトマトですし、長く健康にいてほしいですね。

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