こんにちは。
6月にはいりましたが、６月と言えば梅雨ですね。
個人的に雨の音が好きですし、家庭菜園の野菜たちに水をあげなくていいので結構嫌いではないのですが、梅雨。
でも、植物にとってこの梅雨って影響があるのでしょうか？
収穫時期まで夏野菜はまだありますので適切に対処して大収穫につなげましょう！
梅雨の気候条件と家庭菜園への影響
梅雨にはどんなイメージを持っていますか？じめじめ？しんどい？憂鬱？
植物にとってもそんな季節かもしれません。
特にこのじめじめの湿気が多い状態が続くと植物にも良い影響とは言えないようです。
まず、このじめじめの湿気のせいでカビなどの病気が発生しやすくなります。
そして、十分に水分と気温があるためにこの日本の環境に昔から適応しているような雑草が繁殖したり、水が好きな害虫なども発生します。（ナメクジなど）
また、雨による水分のの流れに沿ってせっかくの栄養分が流れてしまったり、植物の根っこにも長雨などでダメージが出る場合があります。
雨が降ると水やりしなくていいね！な甘い考えはダメのようです。気を付けたいです。
梅雨に考えられること
- 高温多湿でカビなどが繁殖し病気の原因になりやすい
- 昔から日本の気候にマッチしているような雑草が繁殖する。
- ナメクジなど高温多湿を好む害虫の繁殖（ナメクジなど）
- 新たな水の流れにより、せっかくの土の栄養分が流れ出やすい、また、長雨により根っこや痴女部分の植物の部分までダメージがあることがある。
梅雨時期に知っておくべき病気のリスク
梅雨時期の高温多湿によく見る家庭菜園での病気をまとめてみました。
やはり、この高温多湿はカビのような原因菌が問題になるようです。
べと病
カビによる代表的な病気の一つで、高温多湿の梅雨の時期におこりやすいです。
名前のように最終的にべとべとした状態になって枯れることが多いため、べと病といわれるそうです。
ウリ科やアブラナ科、ネギ科などによく発生しますので注意が必要です。
原因
排水が悪い場所での育成、高温、多湿によるもの
野菜自体の抵抗力低下
密集して植えている
土壌にいる菌が泥はねなどで野菜に付着、感染など。
症状
植物の種類により症状は違ってきますが、下の方の葉っぱが黄色く斑点状になります。
葉の後ろにもカビが生えて、だんだん範囲が広がり枯れることになります。
対処
一番の対処法としては梅雨など高温多湿となるような季節の前には初めに根元など混みやすい場所や、土が跳ねやすい場所には野菜の葉っぱなどを整理して風通しの良いように対処します。
また、根元の方の泥はね対策にマルチや敷き藁を敷くなども有効です。
梅雨など雨が多い場合は大変ですが、日々の観察が大切。下のほうの葉っぱの病変を見つけるとすぐに広がらないように除去してください。また、農薬などを使用することも有効です。
疫病
名前が怖い。人間にも適応される疫病ですが、家庭菜園的にも敵になります。
カビの仲間に感染し広がることで症状が出ます。
まず、茎や葉っぱなどに形の定まらない水が侵食したような斑点ができ、次第に拡大、カビが生えたりして野菜の株全体が枯れていしまいます。
困ったことに、この病気が一度起こると次の年も発生しやすくなるので注意がとても必要になります。
原因
温度が20～15度ぐらいで湿度が高い状態が病気の好発時期
土壌の菌が野菜に泥はねなどで付着し感染、土壌の中の菌が水により範囲が拡大する恐れがあるため注意が必要です。
また、他の場所から汚染された土や苗を運び込むことにて、発生する可能性があります。
症状
茎や葉っぱなどに初めは小さくに形の定まらない水が侵食したような斑点ができていき、次第に拡大、カビが生えたりして野菜の株全体が枯れていしまいます。
対処
好発時期の前にマルチやわらを敷き、泥はねを防ぐことが重要になります。
他の汚染された土壌や野菜の苗などを持ち込まないようにしましょう。
疫病が発生しにくい苗を使用して育てることも有効です。
連作を避けて、発生する場合は薬剤や、太陽熱などで土壌の消毒を行うことも考えましょう。
他にも高温多湿による病気は様々ありますが、原因はやはりカビ関係が多く対処が似てきますので梅雨に入る前には対処していきたいですね。
太陽熱消毒
病気や虫などの対策、予防として太陽熱消毒というものがあります。
やり方は簡単で消毒したい土壌の上にたっぷりの水か熱湯をかけてビニールでその土壌を覆い、太陽熱で土壌の温度を高温にして、病原体や虫などを死滅させる方法です。
二週間ぐらい夏の暑い日に行うと消毒完了となります。
薬剤も使わず、コストも低く連作障害や、病気、虫の害に予防が期待されます。
まとめ
どうしても毎年梅雨の時期はあります。
でも家庭菜園にとっては病気が起こるリスクも考えなくてはいけないようです。
この日本での梅雨時期は高温多湿になりやすくカビの仲間の繁殖にて、病気になることが多いようです。
また、野菜の苗に傷をつけてしまい、病気にて苗が枯れてしまうことも多いようですので、雨で大変ですが観察を怠らないように、また梅雨時まえにはマルチを行うことや、土壌に対しての消毒など様々な対処を行い楽しく家庭菜園をしたいですね。
他の季節に対しての対策はこちらもどうぞ(#^^#)
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