あの甘い蜜は危険信号?オクラと蟻の関係を解説

家庭菜園

トウモロコシの蟻に引き続き、今度はオクラにたかっている蟻を見つけました。

正直、トウモロコシは甘いから、という理由が私の中で立つのですけど、オクラは甘いイメージ無くて、、、?

調べると、アブラムシがいるから蟻が来ると書いていることが多数。でも、アブラムシ、居ないんです、、、。

オクラに蟻がたかる理由とは?

アブラムシと蟻の関連性

アブラムシは私たち野菜を育てるものとしても厄介な虫です。

小さな体は、大切に育ててきた野菜などにたかり、栄養を吸い、場合によっては病気を媒介します。

そのアブラムシですが、実は蟻と共存している場合があるようです。

アブラムシの天敵は有名なところでテントウムシです。このテントウムシは一日になんと100匹もアブラムシを食すことがあるぐらい天敵です。

まだほかにもアブラムシの天敵となる虫はいますし、そう考えるとアブラムシ生も大変のようですが、そういうこともあり、アブラムシは蟻を用心棒として蟻を雇っている場合があるそうです。

アブラムシの天敵になるような虫を排除して、お礼にアブラムシからでる蜜を蟻はいただきます。

でも、恐ろしいことに、この蜜には秘密があります。

それは、ドーパミンが入っており、このため摂取した蟻は攻撃性が増すという、、。

攻撃性が増した蟻はますます、アブラムシの天敵に対して攻撃が激しくなります。

結果、アブラムシは守られるという共存が起こるようです。

蟻がオクラに与える影響

アブラムシを経て病気をオクラに移したり、他の虫がオクラの葉っぱや実を食べることはあるようですが、直接的に蟻がオクラを食害することはあまり無いようです。

ではなぜオクラに蟻が来るのかというと、オクラには花外蜜腺というものがあり、この蜜を求めて蟻は群がりに来るようです。

花外蜜腺とは、花以外の場所に蜜を出す線の事です。

オクラには、オクラの花の愕片(花を囲むようについている緑の愕です)あたりに花外蜜腺があり、ここに蟻が群がっている場合は、その蜜を目的にした蟻のようです。

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基本的には蟻はオクラを食べることは無いように言われていますが、蟻を放置してみたところ、なんだかオクラの花の根元あたりに噛んだような跡ができたので、それ以来私の場合は蟻は除去しています。

ロハピでシュッシュです。時にやさお酢も使っていました。

花外蜜腺とは

この花外蜜腺は蟻に甘い蜜を提供して、芋虫や他害虫に対して蟻に蜜を与えることで、外敵を排除して防御してもらうための野菜の進化のようです。

オクラの他にも様々な野菜、植物に蜜線はあります。

例えば、ソラマメ、カラスノエンドウ、さくら、パキラなど様々です。

そういえば、なんでか蟻がたかっている雑草や木があったなと見たことがあったかもしれませんね。

効果的な害虫駆除法、対策

アブラムシ予防

アブラムシは、温かいところでしたらほぼ一年中見ることがあります。そして、春と秋の過ごしやすい時期に多く繁殖します。その繁殖スピードは驚異的で、一日に数匹から十数匹も生むことがあるそうです。

また、このアブラムシは、植物の栄養を吸い取り、植物の成長を阻害する他にも、ウイルス病という怖い病気を媒介することです。

他にも、排せつ物が原因ですす病という病気もありますので、見つけたらすぐ対処していきたいところです。

アブラムシの予防としては、日差しの良い場所で風通りのいいように環境を整えるとアブラムシは居心地が悪いようです。

また、栄養過多で育てますと、アブラムシが好み寄り付きやすくなりますので肥料のコントロールも予防として行いたいです。

どこからともなく来るアブラムシには防虫ネットも有効です。

アブラムシ自体が2㎜程度のちいさな虫ですので、防虫ネットは0.6mmや0.5mmぐらいの目の小さいものを選ぶとよいとされています。

このぐらいの防虫ネットですと他の虫もほぼ飛来するようなものはシャットアウトできるでしょう。

農薬を使い、初めに対策としておくこともできます。

オルトランを育成初期に行い、対策を行います。この場合は、用法容量などを守り正しく行うことで、安全に、とても有効にアブラムシ対策ができます。

初期の定植時にシルバーマルチを敷いておくと、アブラムシは光を嫌うために有効です。

アブラムシ対策

アブラムシの数が少ない場合は、粘着テープなどで除去したり、水で洗い流すなど物理的に対処できます。

少しでも残るとすぐに増えますので、確実に根気よくアブラムシを除去してください。

蟻対策

蟻はどこでもいるのですが、一番はアリの巣ごと退治できればいいようですが、難しいですよね。

一説に蟻は農作物には害虫扱いではないです。

しかし、トビイロシワアリという蟻は野菜の根っこなどに巣をつくることがあり(アブラナ科の野菜に多いようです)、他にもアブラムシを守るような蟻の行動もあり、一概に畑の蟻は害虫ではないとは言えないと思います。

蟻の巣があれば、市販の蟻の巣対策製品を使うと結構すぐ効果がありました。

また、重曹は蟻にとって毒です。

重曹を粉砂糖でまぶして、蟻に食べさせるという方法もあります。

また、コーヒーのにおいも蟻は嫌うようですので、コーヒーかすを使い蟻の巣や、特に蟻が大量発生している場所にまくと効果があります。

しかし、コーヒーかすは植物の育成に悪影響が出る可能性があります。

少量でしたら問題がない事が多いですが、大量にコーヒーかすが畑に入ると、土壌の窒素成分が減り、植物の生長阻害や発芽を阻害する報告があります。(数年で阻害効果はなくなりますが)

また、カフェインやポリフェノールなどコーヒーかすに残っている成分も野菜には良くないとされているので、大量に使う場合は注意してください。

スプレーとして使用する場合は、お酢スプレー(希釈して使います)や、市販の農作物に使えるやさお酢や、ロハピなどがあります。

個人的にはロハピがいい仕事してくれました。殺虫効果は虫の体を薬剤が覆い呼吸抑制のために、という効果のあり方なので使用する場合はたっぷり対称に使うようにしてくださいね。

市販で手軽に購入でき、収穫当日まで何度でも使えますが、注意事項はありますので使う場合はよく読み正しくお使いください。

蟻対策

お酢、重曹を使い蟻を退治する

市販品の蟻対策製品を使う

コーヒーかすで蟻へ忌避行動を期待する

ロハピ、やさお酢などで撃退する    など。

お勧めレシピ オクラとえのきだけの和え物

材料

オクラ、えのきだけ、鰹節、梅肉、めんつゆ

作り方

1.ヘタなど食べれない場所を除けてオクラを輪切りに切ります。えのきだけは3センチ程度の食べやすい大きさに切ります。

2.耐熱容器にオクラとえのきだけを入れてレンジで加熱します。

3.やけどに気を付けてレンジから取り出して、鰹節、梅肉、めんつゆを入れて味を調節します。

4.粗熱が取れたら食卓にどうぞ。

オクラとえのきだけがヌルヌルで互換にかけてもさらっとおいしく食べれます。

まとめ

オクラは代表的な夏の野菜です。

そして、比較的病害虫にも強い印象で、お花もきれいで日々楽しませてくれます。

私の小さな庭でも、オクラに蟻が時々いっぱいたかり、不安になることがありました。

オクラの花以外の場所に蜜が出るところがあり、蟻はここを目的に来ているようです。

害虫とは認識されにくいですが、食害被害も全然ないとは言えない蟻なので、私は早々に除去させていただきました。

ロハピでの除去ですが、次の日にはいなくなったので効果ありでした。

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