なすびって年中値段は変わりますが、お店で買えるお野菜ですよね。
色々な種類もあり、色も紫以外に真っ白な綺麗なものや、緑なものも見かけます(スーパーではほぼ紫なのですが)
料理の種類もたくさんあります。おいしいですし栄養も豊富です。
そんな家庭の野菜でも万能な茄子ですが、収穫時に私は固くしてしまうんです、、、。食べてもあまりおいしくない、、、。これはある原因があったようで。

なすびの育て方
なすびは強い光を好み、適正温度は22から30度ぐらいです。
しかし、35度以上が続く場合は高温障害の可能性が高くなりますので注意がひつようになります。
逆に苗などで購入する場合は種から育てるときよりスムーズに育つ可能性が高いですが、適正温度が比較的高めなので、苗を植えたぐらいが気温が低い日が続く場合は思うように大きくならない時期があるかもしれません。
この場合は適時防寒を行ってください。
そしてなすびも脇芽が生えてきます。
脇芽をどのように育てるか、ですが3本仕立て(三本のメインの茎で育てる)ことが一般的なことが多いです。
また、初めの花ができても株が小さいうちは切ってしまい株を大きく育てる方に栄養を使うことも良い方法だと思います。
なすびは乾燥に弱いので、土の乾燥したのを確認してそのたび水やりはたっぷり与えるようにしてください。
☆茄子の高温障害
この頃の日本は熱いですが、比較的高温に強い茄子も35度以上になると高温障害にて生理障害になりやすいです。
水分蒸発が盛んになり、水分不足。そのために根から栄養が押し上げられにくく、株全体の栄養不足、抵抗力などの低下などが考えられます。
それに従い花が咲かない、なすびの花が色好きが悪い、と収穫にかかわる場所も障害されます。
高温障害の対処としては他の野菜と同様に、日光の光を調整することが有効
遮光ネットやカーテンなど、道具を使いますと光合成ができにくくなりますが、土の温度などを急上昇を防ぐことができます。
また、土壌や株の乾燥を防ぐマルチなども効果的です。
どうしてもなすびは水分を好む野菜ですので、マルチや、敷き藁などを行い水分蒸発を防ぐとともに、効果的に水分を吸収しやすい土壌を保てるようにしてあげてください。
ずっと土壌が湿っている場合は根腐れなど起こしますので、乾いたときにたっぷり水をやるというメリハリが大切です。
また、株元だけでなく葉っぱや茎などもシャワーのような柔らかい水圧で水をかけてあげて、温度自体を下げることも有効です。
☆できるだけ朝、夕方の気温が比較的低い時間に行ってください。

憎き、なすびに付きやすい害虫
アブラムシ
新芽などにアブラムシが発生することがあります。
この場合取れるようならば、テープなどで取ったり牛乳スプレーで窒息させて取ったりしてあげてください。
牛乳スプレー後は、水圧を調整した水で丁寧に流してください。
アブラムシはすぐに増えます。少ないうちに対処するとおのずと労力が最小になります。
放置は茄子の栄養が奪われて弱ってしまいますし、他の病気(モザイク病、すす病など)が発生する原因になります。
また、密集した風通しの悪い場所をアブラムシは好みますので、ナスを植えるときには十分な株の間を取る、不要な葉っぱなどを除けるなど対処してあげてください。
ハダニ
乾燥を好みますので、秋口あたりに発生する可能性があります。
ダニとありますが、クモの仲間でクモの巣のようなものを作ります。
大きさは0.5ミリぐらいの赤ポイ小さい虫です。繁殖スピードが速く早めに対処することがとても有効でです。
症状は茄子の葉っぱの裏などに寄生して栄養を吸います。
ですので、表面上は白い小さな斑点がだんだん増えて最終的に葉っぱ全体が枯れて、株も最悪の結果になることになります。
もちろん栄養を取られるため収穫量も下がりますので、いいことは一つもありません。
対処は少ない初期の場合は毎日丁寧に水で洗い流して落とす方法があります。
牛乳やお酢などを薄めた水を噴霧して、水で洗い流す方法も有効の良です。
密集して発生する場合は、できるものなら茄子の枝など、発生している場所を切って除去するのもいいでしょう。
それでも増える場合は、薬剤を検討してみてください。
私は秋口にこのハダニが発生しました。
初めは本当に生長点辺りに小さい赤っぽい虫がいる、、。クモの巣っぽいからハダニだ!と水でできるだけ流したのですが、数の増え方が速すぎて最終的に早々になすびは終了しました。
結構大きな木になっていたなすびなのでショックでした。
今考えると早々に薬剤使えばよかったと思います。
皆様もお気をつけて!!
アザミウマ(スリップス)
茄子以外にも発生します。
体調は1.2ミリの小さな虫です。葉っぱだけでなく実も栄養を吸います。
吸われたものは白っぽい斑点ができたり、ざらざらしてきたり、実が変形することもあります。
また、花に寄生してしまうとナス自体ができなくなりますので注意です。
このアザミウマはウイルス病を発病させる可能性も上がりますので、注意が必要です。
きらきらしたものを嫌う性質がありますので、シルバーマルチなどは予防にいいとされています。
お酢や木酢液なども効果があるといわれています。
やはり小さい虫ですので、対処が難しくなる前に薬剤を使用することも検討してください。
紹介した上記のもの以外にも他にも害虫が付きますのでご注意ください。
家庭菜園で化学的な農薬を使いたくない!そんな私たちの効果的な方法。

家庭菜園のナスが固くなる原因
なすびが固くなる原因ですが色々あるようです。
受精不良
花の時点で受粉がうまくいかないと、そのまま固い茄子になることがあります。
水不足
そもそも実が成長するときに、水分が少ないと固くなります。
肥料不足
必要な肥料を不足すると、十分に実が大きくなりません。
高温障害
高温障害により、結実不良になりやすいです。
収穫自体が遅すぎた
そもそも収穫時期を逃してしまうと、だんだん固くなり、食べても触感が悪く種も気になります。
成り疲れ
たくさんの実を一度に成らすと、ナスの株自体が付かれて栄養、水が行き届きにくく硬い実が付いたり、そもそも大きくなりにくいです。
柔らかい茄子を作るには?
できればスーパーで売られている様な、柔らかい茄子が食べたいですよね。
品種で柔らかい茄子を選ぶことと、育て方はやはり水分を切らさない、肥料ををちゃんと適切に与えることが一番の近道のようです。
元肥料に加えて適時の追肥が必要です。また、脇芽管理を行いなり疲れにも注意してください。
肥料のやりすぎは病気や、害虫を呼ぶことがありますので注意です。
栄養状態は株の成長具合や、花を見るとわかりやすいです。
なすびの花の真ん中の黄色いところがおしべで、真ん中に在るものがめしべですが、このめしべがおしべより短くなっていると肥料不足の可能性が高いです。
少しずつできるところから頑張って、一緒においしいなすびを作りましょう!
家庭菜園のなすびの形がおかしい原因
スーパーでは絶対見かけない形のなすびが、家庭菜園では取れることがあります。
天狗のように鼻があるなすび、双子のようななすび、産直市場で見かけたこともあると思います。そして、場合によりご自宅の家庭菜園でも見かけます。
一つぐらいなら、こんなの本当にできるんだ!と嬉しくなりますがそれが頻発してくると、、、流石に問題になってきます。
形のおかしいなすびの原因は肥料の量が多い事や水やり、日照不足、高温障害などでストレスが多い環境下での栽培によって引き起こされることが多いようです。
肥料の多い場合は葉っぱをよく見ると、先の方がくるりとなっていたり、葉っぱの色がいつもより黒紫の色味が強い時などに考えられます。
また、実が割れる場合もありますがこの場合は急激な温度変化で起こる場合がありますので、雨が降ったりしたときなどに起るようです。
形がおかしい場合は病気というより、手入れの問題がある場合がほとんどですので、もちろん食べることができます。
でも、それ以外で明らかに茄子の実自体がおかしい場合は食べることはやめておいてくださいね。

まとめ
なすびが好きなのですが、調べれば調べるほど水分が大好きな野菜ということが分かりました。
この水分が不足したり、栄養不足などナスにとってストレスが多いことが固い茄子の原因のようです。
また、この暑い夏高温障害にも気を付けなくてはいけません。
比較的暑さに強いようですが、やはり花の付きが悪くなったり実の形がおかしいなどの障害も出てきやすいようです。
人間の暑さ対策は室内に入ればいいのですが、室外のナスは遮光ネットやカーテン、適切な散水などで対処していきたいです。
虫も去年は私の畑で、ですがたくさんハダニが発生してしまったので初期の初期に対処していこうと日々観察と、市販の農薬買いました!
また、使用して良ければ紹介したいと思います。
今年の夏も熱いですが、おいしいなすびの為に気を付けて頑張りたいです。
コメント