こんにちは。ニラ育ててますか?
家庭菜園で良く紹介されているニラですよね。
虫に強く、育てるにもほったらかしでOK!なニラと紹介されることも多いと思います。
難点と言えば、種から育てる場合収穫するのが1年先になることが多いというぐらい。
一年目は株を大きくすることを目的に、余りニラを収穫することは少ないですが、食べれなくもないですので個人個人の判断ですね。(種から、の話ですが)
多年草ですので、お世話もあまりせずにしばらく楽しめることができる野菜です。
でも、そのまま植えっぱなしでいいのでしょうか?
出来れば、このまま長くニラを収穫して楽しむためにも、2.3年ごとにでもいいので株分けをしてあげてください。
ニラの株分けとは何?
ニラは多年草です。そしてその独特なにおいで虫もあまりつかないので私も大好きなニラ。お花もかわいいです。そんなところも家庭菜園者の楽しみにもなります。
本当に手軽で、時々の追肥と水で青々とした葉っぱを作ってくれます。
そしてプランターで育てているとわかるのですが、数年たつと株元がみちみちに増えてきます。
そのままある程度は育てていくこともできますが、やはり込み合うと病害虫の発生にもつながりやすく、ニラ自体の品質も落ちやすいです。
特にお店で売っている様な、幅広で瑞々しく柔らかいニラを育てたい場合は株分けは必須になってきます。
どうしても限りあるプランターでの育成ですと、株分けを行わずそのまま育てると細い、繊維質なニラになりやすいです。
折角育てたニラですので、おいしく食べるためにも株分けしてみませんか?
大丈夫!ニラは強い子です。
家庭菜園で育てる!柔らかいニラを収穫するコツを5つ紹介します!
ニラの株分けはいつ行うべきか?

12~2月に行うことが多いです。
色々な意見がありますが、基本的には冬から春までに行うことをお勧めしていることが多いです。
私自身ニラの株分けは12月ごろに行うことが多いです。
理由としては、やはり冬の間は地上部が枯れてしまい管理がしやすいためと、低温で休眠状態であるときに株分けを来ない、ダメージを最小限にしておきたいからです。
初心者でも失敗しないニラの株分け方法
準備するものと植え替えの手順
準備するもの
清潔なハサミ
新しい植え付け用場所(プランターなどと土)
スコップまたはくわなど掘り起こしに使うもの
必要時軍手、手袋など
ニラの株分け手順
- 必要物品と場所を用意します。
- 季節によりますが、残っている場合はニラの地上部分3センチほどを切り取り作業を行いやすくします。
- 極力根っこを傷つけないように掘り起こし、土や根っこを分けます。
- 2.3本を単位にニラの株をまとめて新しい場所に植えます。
- 株間隔は20センチ程度で十分です。株間を取っておくとまた数年のうちに株が増えます。
- 地上部分はまた数センチを残して覆土して春を待ってください。見た目は枯れているように見えても元気に芽が出ると思いますから。
☆ニラは本当に強い植物ですので多少根っこが切れても再生しますので大丈夫ですが、その再生に場合により時間がかかることがあります。
ニラの株分けの失敗とその回避法
できるだけニラの根っこなどを傷つけない
ニラの株分けはあまり失敗に終わることは少ないですが、ニラは丈夫だからと、ぞんざいに扱いすぎて、ひどく株や根っこを損傷したりすると回復することができずそのまま枯れることはまれにあるようです。
季節は冬から春までに行う
先に記述しましたが、やはり冬のもしくは春前には株分けを行い春になり、新しい芽を出すことが望ましいです。
ですので、夏など活発な時期に株分けを行うと、根っこが傷つきやすく、又水分蒸発も多くなり、失敗することがあります。
プランターですと特に水分調節が必要
夏場に比べて冬場は土壌からの水分の蒸発も少なく、植物自体の成長も緩慢で必要な水分が少ない傾向ではありますが、どうしてもプランターでは水分不足になりやすいため、土壌が渇いた状態の時はたっぷり水を与えて管理してあげてください。
目に見えて冬場などはニラは変化がありませんが、ちゃんとお世話をすることにより、温かくなるにつれて、緑の葉っぱがたくさん生えてくると思います。
気になりすぎて、水を与えすぎることは根腐れの原因になりますので、乾いたタイミングでたっぷりの水やりがベストと考えます。
ニラの連作障害はあるの?

ニラの株分は出来た。でもここで疑問。連作障害はあるのでしょうか?
正直、そのまま多年草ですのでそのままうえっぱの方が多いかと思います。
かく言う私もそうですが、少なくともこの三年間のうちにニラに明らかな障害は出たことが私はありませんでした。
調べてみても特にピンとこないです。
ニラには病害虫を抑制する成分があるようなので、それがいい方向に作用しているのでは、と考えます。
しかし、やはり同じ場所で育てることで、ニラが消費する栄養素が偏る可能性は高いです。どうしてもこの場所でニラが成長が悪くなった、おかしい場合は場所を移したり、プランターでしたら全部の土の入れ替えなどを対策を行う必要があるのかもしれません。
ニラと一緒に植えない方がいい野菜たち
ニラはその本体自体には病害虫に強く、育てやすい野菜です。
その為、コンパニオンプランツとしても有効とされていましたが、野菜により一緒に育てない方がいい野菜も存在しますので畑などに植える場合はご注意ください。
ダイコン
ダイコンとニラは混植するとまた割れや、歪みやすいなど症状が出やすい傾向になります。
そのまま育てるとダイコンの成長を阻害することがあり、又大根になることがありますので注意が必要です。
レタス
レタスも混植すると結球しにくいなどの障害が出ることがあるようです。
ニラの根っこにある成分がレタスの成長を阻害して、思うようにレタスが育たないことがありますので、レタスも注意です。
イチゴ
お互いの栄養を奪い合い根の張りがうまくいかないことがあります。
イチゴとニラは同じような根の張りをするため、栄養の奪い合い、水分、空気といった必要なものが十分にお互い吸収しにくく、相性がいいとは言えない状態です。
マメ科
お互いの良い部分を打ち消すことがあります。
マメ科の根っこには根粒菌という菌がいて成長にいい方向にもっていきますが、この根粒菌をニラは阻害してしまいますので、マメ科もニラとの混植は良くないとされています。
他にもありますが、一部紹介させていただきました。
ニラとの混植に良いとされている野菜
アスパラガス
同じユリ科ですが混植すると、アスパラガスの病気の抑制効果があり、混植にいいとされています。
お互い多年草で、手入れも少なく済みそうです。
ナス科の野菜
ニラ自体が天然の抗生物質と言われており、ナス科に発生する青枯れ病や萎凋病などの病気に効果があるといわれています。
また、アブラムシや他の虫にもニラは付きにくく、周囲にもその効果はあるようですのでコンパニオンプランツとしてニラは使われることがあります。
ナス科なので、夏野菜の代表格のトマト、ピーマン、ナスにとてもいい相棒になりそうですね。ニラ。
今回は一部紹介になります。
他にもニラの虫よけ病気よけにコンパニオンプランツとして、混植されていることも多いです。

来年ピーマンの近くに植えてみようと思いますニラ!
(今年アブラムシの被害がひどかったので、、、)
まとめ
ニラは手間がかからない初心者お勧めの野菜です。
料理にも彩や、栄養価の高さもあり良く食卓にあがることも多いと思います。
手間がかからないことが多いですが、株分けはできるだけ長くニラを楽しむためにも行いたい作業の一つです。
基本的にはとても強いニラですので、季節は冬から春先に行いできるだけ根っこなどを傷つけないようにしてあげると失敗はない印象です。
そして、ニラはプランターで育てている場合はあまり気になりませんが、他の野菜との混植時には少し注意が必要な野菜でもあります。
ニラと相性がいいもの、悪いものもありますので、少しそこを気を付けて畑に植える場合は気にしてくださいね。
長く育てると10年以上同じような株で育てることもできるニラ。
大切に育てておいしく食べましょうね。
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