簡単にわかりやすく、初心者向け!ミニトマト後に育てたい秋野菜5選。

家庭菜園

夏本番なうえにひどい猛暑?酷暑な日々ですが、いかがお過ごしでしょうか?

品種によりますが、今現在もう終わりになったミニトマト、トマトもあると思います。

現に私の小さな畑でもミニトマトも一部終わってしまった(枯れつつある)ものもありますので、秋冬の野菜のことも考える時期になってきたのかもしれません。

他のページでも記事にしましたが、秋冬野菜の為の土壌作りはこの暑い時期を利用してしまいましょう。

そして、その秋冬野菜はどれにしましょうか?ワクワクしますね!

少しずつ、準備をしていきましょう!

後作についての基本知識

野菜を育てるうえで絶対欠かせない基本知識、連作障害

連作障害とは、同じ土壌を繰り返し同じ作物を育てることで起こる良くない現象の事です。

野菜を作る上ではいろいろな嫌なことがあります。主なところでの病害虫などです。

そして、この連作障害は同じところで同じものを育てていると、この病害虫が増えたり、作物の育成が悪くなります。(本当に悪くなります。びっくりするほど)

ですので、同じような科目を同じように育てるのは出来ればやめた方が賢明とも言えます。

トマトの場合は2~3年は同じものを同じところには育てない方がいいとされています。どうしてもその場所にまた夏場にトマトを植えたいということでは、その後の秋冬春と作物を適切に選ぶ、土壌を整える、接ぎ木の苗を使うなど工夫を行いましょう。

やはりあたり前ですが片付けも重要

前の作物の大きい根っこや支柱などはやはり片付けて、土壌を整えることは必要です。

そのままトマト、ミニトマトの根っこや茎などをそのままに土壌を使うことはできません。次回の作物の障害になります。

ごちゃごちゃした場所での野菜は風通しが悪くなりますし、病気、害虫の発生につながりやすいです。

また、前回病気が発生したときの支柱など用具をそのまま使うと、次作にも同じような病気が発生しやすくなりますし、やはり予防的にも綺麗に使っておきたいですよね。

ミニトマトを育てた後の土壌準備

ミニトマトに限りませんが、することは同じです。

大きな根っこなどを取り除く

特にふるいをかける必要はありませんが、次の作物の根っこの張りを妨げるようなものは除けてしまいましょう。

地上の茎などはハサミで切り、お住いの地域のルールに沿って処分してください。

もったいないので切り刻み、土壌に混ぜるようなことをお勧めしたいところですが、小さい畑ではその茎などが分解するのには結構時間がかかりますのでお勧めできません。

使った支柱や日よけなど使った用品を片付ける

病気などが起こった場合は良く洗って保管してください。

そのままの支柱などを使う場合はそのまま病気も広がる可能性があります。

良く洗い、よく乾燥して保管してください。こういう場合も夏の暑さは役立ちます。

(酷暑を味方に)夏の終わりまでに知っておきたい!菜園の片付けチェックリスト

秋野菜選びのポイント

まず、トマトの後作でしたら同じナス科の作物はお勧めできません。

ナス科(トマト、ナス、ピーマン、ジャガイモ、パプリカ、唐辛子など)

季節的に当てはまりそうなのは秋ジャガイモでしょうか。

意外ですが、ジャガイモのトマトと同じウリ科になりますので、連作障害のリスクが高まりますので後作にはしない方がいいです。

他には夏の間は結構日当たりが多いような場所でも、秋冬には日照時間が減っていく傾向がありますので、そこも注意が必要です。

折角選んだ秋冬野菜が日照時間が少ないからうまく育てられないのは悲しいので、そこも考えて後作の秋冬野菜の種類を選びたいですね。

また、秋冬野菜のジーズンになると苗が出てきますが、夏野菜より種類や数が少ない傾向がありますので、早めに手に入れるようにするといいと思います。

後は、種でも結構この頃は品薄になっている気がしますので、早めに動く方ががいいと思います。

小さな畑、庭での連作障害のこと。私の家庭菜園での連作障害を考える。

おすすめの秋野菜5選

大根

冬場の大根が一番おいしと思います。おでんに、煮ものに最高。カロリー低そうだし。

大根は9月中旬ぐらいから種まきを行うことが多いようですが、お住いの地域に合わせてください。

適温は15~30度です。

甘味が増えて、12月から2月が旬で瑞々しく、辛みが少ない傾向でおいしいです。

地面にもぐりこみ成長しますので土壌の質は特に重要です。深く柔らかく耕し、最低でも30センチは使えるようにします。

成長の邪魔になりそうな石や根っこなどの障害物も取り除きます。

(不完全堆肥なども塊であると、それが障害になりやすいのです。

害虫はまだまだ苗が小さい時期に害虫が活発になりやすいです。特にアブラムシなどが付きやすいなので対処が必要。

秋冬大根に適した種、苗が販売されています。

キャベツ

今年初めの高騰がつらかった野菜。1000円ぐらいしましたよね、、、。本当につらかった!

8月下旬から9月に種をまきます。収穫は冬12月ごろから収穫します。

15~25度程度を比較的好む野菜です。

春キャベツに比べて寒さにさらすことによってぎゅっと引き締まり甘みが増します。

また、春キャベツに比べて害虫が少ない時期に育てますので比べると難易度は低め。

問題は、気温次第にによりますが、結球がしない、トウ立ちも起こりやすいなど成長過程での問題も出てくる可能性があります。

害虫被害はやはりアブラムシ、アオムシ、しんくい虫など多くいますのでできれば防虫ネットをして大切に育ててあげてください。

ネギ

薬味の王様と言って間違いがないような野菜です。(個人調べ)害虫が付かない!連作対策野菜です(私の中で)

種類としては主に青い葉っぱメイン(葉ネギ)と白いところメイン(長ネギ)で育てるかの違いがあると思います。

長ネギの方はおいしいですが、育てる期間が長いので今回は葉ネギをお勧めします。

9月中旬ぐらいに種まきを行います。

15~20度ぐらいの温度を好み、寒さには強い野菜です。逆に30度以上になると弱ります。

ですが、何度も収穫ができてこの時期から植えるとお得な野菜です。

キャベツなど結球するような野菜の横にネギを植える場合は注意が必要です。結球を阻害するといわれています。

スナップエンドウ

春の到来を告げるような野菜。お花が可愛く、すぐに鈴なりにできるので子供も大好きな野菜です。

少し遅めの10月から11月ごろに種をまきます。冬越しさせて強く春先に収穫します。

寒冷な気候を好みますので、適温は15~20度です。

スナップエンドウの苗が早く育ちますと、冬にダメージが出る場合がありますので、苗が15~20センチぐらいの時に冬越えできるのがベストです。

基本的には寒さには強い野菜です。

害虫は春先のハモグリバエ、アブラムシなどです。

purannto
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私の畑にはヨトウムシが大繁殖しました。今年の話ですが、結構ひどいことになりましたので、早々に撤去しましたので、皆様もお気をつけて!観察は葉っぱの後ろも注意してください。

私は防虫ネットや薬剤を考えています。

また、性質的に必要物品として支柱、ネットが必要です。

ブロッコリー

お弁当に最高の野菜です。そして栄養価も高くマッチョやダイエッター絶賛の野菜で、しかもおいしい!

種植えは8月から9月です。収穫は冬から春先で12センチ程度に育った花蕾を選びます。

その収穫後も横から脇芽のように花蕾が出てきますので(3~5センチ程度です)それも収穫できてうれしいです。花が咲く前に収穫をしましょう。

☆寒さに対しての防御反応でブロッコリーの花蕾が紫になることがありますが、これはアントシアニンの色です。食べても問題はありません!

ブロッコリーは日当たりはいい方がいいですが、半日陰でも育ちます。

適温は15~20度ぐらいです。

一番の問題はやはり、害虫です。

アオムシ、コナが、ヨトウムシ、アブラムシ、たくさんの虫に狙われていますので、防虫ネットや薬剤を考えてください。

家庭菜園で化学的な農薬を使いたくない!そんな私たちの効果的な方法。

秋野菜の育成における注意点

その品種、種は秋冬野菜に適しているか?植え付け時期は大丈夫?

この頃は色々な品種があります。大根一つにとっても暑さにつよいもの、寒さに強いものと品種改良をされている場合があるので、適した種をお使いください。

また、結球するようなものは季節的な時期を外れると、結球しにくくなるなどリスクが出てきます。(ある程度寒さを体験する前に大きくないと結球しにくい)自然を相手にすることは大変ですが、お住いの地域の特色に合わせて種まき、定植を行ってください。

結球しなくても十分食べれますが、やはり結球してのキャベツのフォルムというものです。あと結球したほうが柔らかいです。

季節が変わる時期の野菜を育てるので、その野菜の特色に合わせての変化にも対応が必要です。

土壌は適切か?秋冬野菜は過度な水分保留は苦手。

秋冬野菜は寒さには強いことが多いですが、どうしても水分がずっと長く居座ると根腐れや、凍ったりと障害が起きやすいです。

程よい排水性を保ち、ふかふかの土壌を作るためにも、堆肥が重要になります。

しかし、堆肥の入れすぎは過度な栄養となりますので、注意が必要です。

寒さ対策は?

野菜は自分の身を守るためにも、ぎゅっと寒さ対策に甘味を作ります。

冬の野菜が甘いのは、砂糖水の方が水が凍りになるより、凍りにくいために野菜が糖をため込み、自分たちの身を守っているのです。

でも、そんな野菜たちも過度な寒さは対応不可のです。そのために天気予報などで霜が降りるような日、寒波の日などは対策をしてあげましょう。

ビニールトンネルまで作らなくても不織布などで覆うだけでも十分保護できます。

プランターで野菜栽培する際の工夫

プランターでも秋冬野菜は十分行えます。むしろ害虫が多いようなものはプランターの方が対策がしやすい場合が多いです。

なんでも工夫次第でプランターで育てることができますが、お勧めは葉物野菜です。

小松菜や青梗菜はどうでしょうか?

防虫ネットで全体を覆い害虫対策と防寒ができますし、寒波の時などは軒先や屋根があるところに避難もできます。

日当たりが夏に比べ少なくなる傾向ですが、プランターを動かして日当たりを調整することもできますので、プランターは初心者の方もやりやすいと思います。

デメリットはどうしても土壌の量が限られているので、日本の気候的にも乾燥しやすいことです。

夏より、水やりはそこまで重要ではありませんが、畑に比べて野菜が育ってきても水やりは絶対必要なので、旅行の時は心配ですよね。

数日水やりを行いえない時はグッズで対応もできますので、お近くの100円均一やネットショッピングなどで見てみてください。色々ありますよ。

それ以外では、プランター栽培は秋冬にも適した栽培方法になると思います。

まとめ

まだまだ暑い日が続き、いつまでこんな暑さなのか、とうんざりしますが絶対来る秋冬野菜の時期です。

この暑さを利用して、準備をしましょう。秋冬野菜には適度な排水性がある土壌がお勧めです。

そしてワクワクの何を植えようか!です。

トマト、ミニトマトの後作ですのでナス科以外になりますがたくさん育てられるものがあります。

個人的にお勧めはネギ系です。今回は葉ネギをお勧めしましたが玉ねぎも虫が付かなくお勧めです。

秋口になりますと順次苗も入荷されるので、そこで選ぶも楽しいですよね。

品種により、早生、晩生など育ちの速さが違うものがあるのでそこも注意して色々秋冬野菜を選んでくださいね。

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