今は梅雨ですが次は台風のシーズンでもあります。日本の夏は過酷なのかもしれません。
そして、それは人間だけでなく植物にも同じだと思います。
トマトの裂果については記事にしましたが、今回は青い実についてです。
ミニトマトの青い実が赤くなる前にちぎれてしまったことはありませんか?
私は昨日も今日もしてしまいました、、、。悲しい。捨てるには忍びなく、でもこの青い実のままでは食べれません。でも、もったいないですよね。そんな対処法と色々トマト栽培についてまとめてみました。
そもそもトマトはどのぐらいで収穫できるの?
まずは、トマトの収穫時期ですが、それはその育てる環境により色々変化がありますが、一般的には花が咲いてからカウントが始まります。
トマトで花が咲いてから60日前後、ミニトマトで35~45日前後に完熟していくようです。
苗から植えて大体1か月半からか月ぐらいでの収穫が多いので、結構早めに収穫できますね。
収穫のタイミングとしては赤く実が色づき、触った感じがすこし柔らかくなり、ヘタが反り返ってきたごろです。
ここまでくると少し触っただけで簡単にぽろりと収穫できます。
また、トマトの房はおしりに近い方からだんだん色づき、順に熟して食べごろになりやすいです。
青いトマトは本当に食べられる?
熟して食べごろになりますと、本当に力がいらない程度で収穫できますが、青い状態の実はそんなに簡単には収穫できません。
でも、残念ながら青い実でも外的傷害で実が落ちることがあります。
昨日の私は雨の中支柱が倒れてしまい、その衝撃で3つぐらい青い実が落ちてしまいました!
この後の台風も心配です、、、。今年は気が付くと脇芽が増えてしまいジャングル状態にしてしまったので脆弱なんです、、、。今年の家庭菜園の残念なところ。
他にも外的要因の上記以外にも青いトマトが落ちてしまう要因
栄養不足により成長不良
日照不足によるもの
トマトの苗自体の育成不良
病気によるものなどなど。
実にならずに花自体が落ちてしまう場合は、受粉自体ができなかった可能性があります。
またこの猛暑で対策ができにくいですが、トマトは35度以上の気温が続くと花粉の機能が悪くなります。その結果実ができず花が落ちます。

私も夏の盛りは例年実がならない問題が頻発しています。地球温暖化はつらいです。

青いトマトの栄養と危険性を理解する
茎や葉などや未熟な青い実にはトマチン(ステロイドアルカロイドの一種)が多く含まれています。
この物質は量によりますが、中毒症状を引き起こします。
主に症状としては、下痢や嘔吐、などの消化器症状や、めまい、呼吸困難などを引き起こします。そして最悪の場合もあるようです。
ジャガイモのソラニンと同じような構造ですので、同じように注意が必要です。
完熟したトマトにはほとんど含まれなくなるようなので、やはり青いトマトはそのまま食べるにはあまり適さないようです。
赤くするための追熟方法
まずは、追熟するトマトの選別をしてください。
あともう少しで赤くなるぐらいのサイズになっているもので、病気の可能性がなく、傷がついていないものです。
小さい物や、病気のもの、傷がついているものなど不適格なものはもったいないですが、ご自身の体の方が大切です。処分対象です。
そして、その選抜したものをビニール袋(野菜の保存袋はダメです)に入れて乾燥を防ぎ、常温で保管してください。
そのまま清潔なかごなどに入れて常温で様子を見ても大丈夫です。
様子を見る期間のめどは数日から1週間程度です。
もともとのミニトマトの場合は、熟すに必要な積算温度1000~1100℃程度と言われている為です。
☆赤く染まり追熟ができたと思って食べても、完熟で食べるよりは甘味などの味が落ちる傾向があります。
☆完熟できたと食べてみて違和感(刺激的、おかしいなど)あれば食べることを注視してください。
☆自己判断、責任でお願いします。
農家はなぜ青いままトマトを収穫するの?
TVなどで見たことがありませんか?トマトの収穫を青い状態で箱詰めしてるところを。
上記のように青いトマトには毒性があるのに、、、。という疑問がありますが、それは流通に必要なために青い状態で収穫しているからです。
どうしても、農家さんからスーパーなど小売に並ぶためにたくさんの人の手を渡ることになります。
運送されて、運送されて、運び出されて、選別して、パッケージされて。
この期間の間完熟トマトだと、多分途中でぐしゃりで、販売することができません。ですので、運送中などに適切な管理で熟して渡地たちの手に渡るように計算されています。

ここが逆に家庭菜園の強みで楽しみだと私は感じます。
完熟を完璧にして、一番おいしい状態でトマトを食べれるのですから!家庭菜園は。
お子様の野菜嫌いの改善にも一役買ってくれそうです。
現にうちの子トマト大好きですので。
青いトマトのままで調理、生食はできる?
レシピサイトなどに検索するとたくさん出てきて、調理方もあるようです。
例えば、お漬物、サラダ、炒め物、ジャムなど。
鮮やかな緑と通常の赤のトマトはコントラスト的にも見た目が華やかで素敵です。
でも、調べたところ少量ならば大丈夫という意見の上で成り立っているような気がします。
多分、個人差も大いにある問題だと思います。少量でも症状が出る場合があるからです。
青いトマトを食べる場合は特に注意してまずは少量から試してみることをおすすめします。
☆自己責任になります。

まとめ
強い風や衝撃などでもうすぐ赤くなるのに落ちてしまったりちぎれてしまった青いトマト。
このまま廃棄は悲しいと思うはず。選別して追熟すれば食べることができるようです。
追熟の方法も簡単で、乾燥防止に袋にいれて数日様子を見るだけです。
緑のまま出荷する農家さんも同じように追熟を経て赤いトマトをスーパーに陳列しています。
緑の状態のトマトは茎や葉っぱのようにトマチンが多く含まれている可能性が高いからです。
少量ならば食しても大丈夫のようですが、余り個人的にはおすすめできません。
試す場合も少量から試してみてくださいね。
楽しい家庭菜園をお過ごしください。
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