こんにちは。
今年も残念ながら、野菜の値段は高くなりそうですね。農家さんの苦労もありますし、理解もできます。天候不順ンんんんん!
だって野菜って育ててみたら本当に大変だから。
でも健康のためにも野菜を食べたい。おいしいですし。
少しでも家計の為にも、趣味的にも、気分転換にも家庭菜園をやってみよう!という方も増えてはいる印象ですが、そのためにはコストがかかりすぎる、面倒、という意見もよく聞きます。
それならば必要物品のプランター代わりに袋を使って栽培をしてみませんか?
袋栽培とは何か?
家庭菜園における袋栽培は、プランターの代わりに袋を使い野菜を育てることです。
この袋は様々でこの頃流行り?(最近TVで見ました)食品保存袋で育てることもありますし、使ってない麻袋、よく家庭菜園で使われるのはそのまま培養土の袋などです。
基本的にある程度土が保存でき、排水できれば育てることはできると思います。
プランターの方が、何度も繰り返し使うことができるのですが、ご自分が初めて家庭菜園を行うときに、来年もできるかどうかわからない時に試しで培養土そのまま使いチャレンジするのはいいことだと思います。
また、プランターは様々な大きさががあり、深さや広さも様々です。
これは育てる作物により必要な土壌の環境が違うためですが、培養土そのまま使う場合、広く育てたい、深く育てたいなどは培養土袋を縦に使う、広い葉の物を育てたい場合は寝かして使うなど工夫もできやすいです。
袋栽培の魅力を知ろう!

培養土袋を利用して、すぐに始めることができる
何か家庭菜園をしたい!と思ったときにすぐ始めようと思っても、いろんなサイトで土壌を作るところから始まることが多いですよね。
PHを石灰(これもたくさん種類ある)、元肥料、土壌改善に必要なもの、栄養になるもの、追肥などなどたくさんの説明。

初めは難しいことはわからないけど、とりあえず、収穫したい!何か育てて、節約したい!子供に収穫体験をさせて野菜嫌いを克服したい!なんて気持ちも、この説明を見ているだけで、シュルシュルしぼんでいきます。(私です)
そんな時、袋栽培の培養土を行うならば、基本的に培養土、たね、もしくは苗、水で始めることができます。
培養土をプランターのように使い、ただ穴をあけて排水をよくするだけです。
簡単にスタートしたい、まずは体験的にしたい!という方に一番おすすめな方法は袋栽培です。
培養土をそのまま使うと耕したり、PH調整など行わずすぐ始められる
先述しましたが、やはり野菜を作るうえで一番困るのが土壌の管理だと思います。
ですので、そこはもう買ってきた培養土に任せてしまいましょう。
培養土を買ってきたその日から、家庭菜園をスタートすることができます。
そして、まだ育てたことのない新品の栄養入りの培養土でしたらいろんな調整は必要ありません。ただ、水の通りの穴をあけるだけです。
持ち運びができてスペースを有効活用ができる
袋に入っているために、持ち運びは簡単にできます。(だって持ち運んでここまで来たのですから、どこにでも持ち運べますよね)
成長途中の野菜たちも、だんだん日照時間が少なくなるこの季節には場所を動かして環境のいい、そして太陽が当たるようにできるのは畑じゃできないすごい利点です。
もちろん台風、大雪などにも比較的対応ができやすく、初心者にも安心ですよね。
畑に一度植えた後にほかの場所に移動をどうしてもしたい場合は根っこや地上部を傷つける恐れが大きいのが難点ですが、袋栽培は基本的に移動しやすく、ほぼ根っこを傷つけることはないでしょう。
スペースに関しても、すみっこの場所が余っているから、とそのまま袋を移動して省エネスペースで栽培を行うこともできるのでベランダなど限られたところでも栽培しやすいです。
必要物品が少ない
培養土袋でそのままスタートする場合は、あとは種か苗、水やり程度で始められます。
とりあえず始めてみて、しばらくして必要物品を集めてみてもいいと思います。
育てる作物により途中経過で必要物品が増えるものもありますが、そこまで行きつくまで自分が育てることができるかも、やってみないとわからないと思いますので。
この物価高、結構なんでも値上がりをしていますので、省略できるところは省略してしまいましょう。
袋栽培のデメリットは?大きなもので3つあります
物事にはいい面と悪い面がありますが、やはり袋栽培にも注意が必要なことがあります。
野菜により、遮光性などが必要な場合がある
この場合代表的なものはジャガイモです。
ジャガイモは良く食用として売られていますし、身近な野菜です。
比較的初心者にも作りやすい野菜でもありますが、一歩間違えると、体を損ねるジャガイモになる可能性があります。
ソラニンという言葉はご存じでしょうか?
ジャガイモは日光に当たると緑色に変化したり、次の成長のために芽が出てきます。
この場合のジャガイモはソラニンという有害な成分が増えてしまいます。
ソラニン中毒になると、嘔気、嘔吐、めまい、腹痛などの症状のほか、ひどくなると呼吸がしにくい、意識が薄くなるなど重篤な症状が出ます。
このため、ジャガイモ栽培の時の使うバッグは遮光性のあるバックを使う必要があります。
また、ジャガイモは成長により数回追加の土を増やす必要もありますので余分に土の準備が必要です。
高温障害が設置場所により起こしやすくなる、土の温度が上昇しやすくなる
真夏以外は問題になりにくいですが、真夏は特に注意が必要なことで高温障害があります。
ビニール、ポリエステルなどの袋を使うとどうしてもその中の土の温度が上昇しやすく、ひどく上昇すると、根っこにダメージができ最悪枯れる心配があります。
このため真夏に袋栽培を行う場合は、遮光するなど対策をとることをお勧めします。
どうしても土の量が畑と比べ少ないため、温度の変化を受けやすい袋栽培です。
倒れる危険性がある
培養袋など平たく育てるときはそんなに心配はないと思いますが、縦長に培養袋などを使い育てる場合、不安定になることがあります。
ですので、縦長く袋を準備し、野菜を育てる場合は安定できるように設置するようにしてくださいね。
育てているときに袋が倒れてしまうとどうしても上部、根っこともどもダメージを負い、最悪折れてしまうこともあります。
特に台風や突発的に強風が吹く時期は注意してください。
おすすめの袋栽培できる野菜

基本的に野菜は袋栽培できるものが多いです。
先述しましたが、根っこが深くなるような根菜を育てる場合はその部分を賄える大きさの袋を使えばいいですし、葉の物野菜は幅広い場所を取れる袋を準備できると育てることができます。
例えば、培養土の袋そのままに縦にしてダイコンや、ミニトマト、ナスなど大き目の野菜。
あおむけに広く育てて、青梗菜、小松菜、キャベツなど葉物野菜というように十分工夫で乗り切ることができます。
初めはレタスや、カブなど早めに成長したりする野菜がいいかな?と思いますが、本当になんでも袋で育てることができますのでチャレンジしてみてくださいね。
☆野菜の大きさは注意が必要です
育てたい野菜は大きくなるとどんなサイズになりますか?
例えば、トマト、ナス、ピーマンなんかは結構大きくなりますので培養土で育てる場合は、培養土袋一つに付き、一本ぐらいで育てると間違が少ないです。
意外に野菜は土の量を必要とします。
袋栽培の準備と材料
袋はどんなものがいい?
土壌を入れることができるものなら条件次第で何でも大丈夫です。
土嚢袋、培養土袋(お勧め!)食品保存袋、など。紙袋などは適しません。
水分、土の圧力によって変形、変質しない袋が適しています。
出来れば通気性、排水性、保存性は必要なので、ある程度の頑丈さは必要になります。
土は?
初めは市販の肥料や、調整をしている培養土がお勧めです。
ご自分でブレンドしたものも作物に合わせてくださいね。
野菜の種、苗は?
育ててみたい野菜があればそれを準備してください。
育てたい、その心が一番大切です。
袋の大きさや、深さなどは野菜を育てるために調べたことを参考にしてもらえると失敗は少ないです。
基本的にプランターで育てられるものは、その大きさによりますが育てることができます。
じょうろや、水やり道具は?
在れば育てやすいです。なければなんでも大丈夫です。
目的は水を与えることです。水圧が高い場合は、種や苗が動くので調整は必要です。
この頃は100均一でも小さい物なら販売していますし、便利ですね。
スコップ、防虫ネット、支柱など。
必要あればそろえてください。
育てたい野菜によります。大きく育つ野菜やつるが伸びる野菜はネットや支柱が必要ですし、葉物野菜などは、特にアブラナ科は初期に防虫対策はして推したほうがいいです。
こちらも育てたい野菜を参考に必要になるごろ準備してください。
培養土の必要な能力と選び方
土と一言に行っても色々種類があり、用途も様々です。
野菜などの植物を育てるときに使う土は、保水性、通気性、排水性、肥料を蓄える力などが必要です。
市販でよく見かける培養土は、赤玉土、腐葉土などをその会社で配合を行いブレンドしています。
そのほかに、このブレンドされた土に肥料を混ぜ込んでそのまま調整していてすぐ使えるもの、専門の野菜を育てるためにブレンドしたものなど様々にあります。
ですので、まずご自分が何の野菜を作りたいか、と金額に左右されると思います。
様々なブランドがあり、金額も様々ですし、安かろう悪かろうとは言いませんが、物により虫が湧いた、排水性が悪い、発酵途中っぽいなど時折問題発生があるようですので、購入する場合はよく確かめて購入してください。
よくわからない場合は店員さんに相談するとおすすめしてくれます。
袋の穴の開け方(袋栽培における排水用の穴)と育てる場所
これは袋の性質によりますが、麻袋や土嚢袋など通気性、排水性があるものでしたら特に気を付けるべきことではないですが、ビニール製などの水漏れないタイプですと絶対穴はあけてください。
野菜を育てるうえで欠かせない水やりの時にどうしても排水は健康な野菜を作るうえで必要です。
余分な水分は野菜のネグサレの原因になります。
方法は簡単です、袋の下部横に袋の大きさによりますが、適切に排水できるように亜縄空けてください。
ハサミやドライバー、千枚通し、なんでも結構ですが、けがに注意してくださいね。
そして時折、排水できているかチェックしてください。
この穴は育てる場所の下面横にしてください。
上部はマルチ栽培のように、穴をあけて種植えをするように使用するか、全面に大きく開けてプランターのように使用するかはお好みで大丈夫です。
排水の穴はその反対側の下面よりの横に穴をあけてくださいね。
袋栽培は初めの1回以降もすることができる?

一度野菜を作り、そのまま同じ袋で栽培はできますが、どうしてもお手入れは必要になります。
ここら辺は畑栽培、プランター栽培にも共通ですね。
土の中に根っこやそのほかのごみになるものはありませんか?
一度使っているので虫の幼虫もいるかもしれませんので、できれば土をリサイクルしてお使いください。
一番手軽なのはリサイクル材を使い土を使いえるように行うことだと思いますが、ご自分ブレンドの方がコストはあまりかからない傾向です。
そして夏のまだ暑い時期でしたら土に水を含ませてそのまま封をして、熱がこもるようにして数日置くと、その袋の中の害虫、悪い菌はある程度消毒できるのでお勧めです。
そうしてできた袋栽培は再度野菜を育てることができますが、ここで注意が一つ。
連作障害にならないように、1回目の作物の科以外を育てましょう。
気を付けること
袋は破けていないか?使える状態か?
害虫、病気などない状態か?
根っこやそのほか残渣がいっぱい残っていないか?
堆肥、肥料、石灰などを混ぜ、土を使える状態にしているか?
次の野菜は連作障害にならないか?
まとめ
家庭菜園が気になるけど一歩踏み出せない理由の一つに揃えるものが多い、手軽にできないことだと思います。
それならば袋栽培がお勧めです。
袋栽培ならば、初めの準備にプランターが必要なくなり、でも持ち運びができるため、初めてできるかどうかわからない初心者さんにお勧めです。
もちろん培養土袋を買ってきてそのまま使うもよし、他の袋にいれ変えて使ってみるもよし!
最終的にどのように大きくなるかは考える必要がありますが、まずはしてみるのもいいと思います。次に生かしましょう!
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