こんにちは。
まだまだ暑い日が続きますが、皆様お元気にされていますでしょうか?
そろそろ夏野菜の終わりを迎えて、もう終了して土づくりもされている方も多くなっているのではないでしょうか?

かく言う私も、場所により蹴りですが、夏野菜を終了して次は何を植えようと、楽しく種選をしているところです。(遅めですね。すみません)
まだまだ、場所が明かないけど、一応ポリポットで秋冬の種を蒔いているよ!
この秋冬で家庭菜園をデビューするよって方も、多分害虫対策が一番の悩みになっているんじゃないでしょうか?
家庭菜園の問題でよく上がる害虫対策まとめてみました!
(酷暑を味方に)夏の終わりまでに知っておきたい!菜園の片付けチェックリスト
秋冬野菜の虫対策の重要性

一般的に春まきより秋まきの方が害虫は少なくなる傾向があるので難易度が下がるといわれていますが、害虫が活発になるのは冬以外はずっと活動的に感じます。
特にこの頃は暖冬や、気が付いたら春秋なくない?な年が多く、そのため害虫も越冬しやすくなっています。
カメムシとか大量発生のニュースもよく見ますし。
温かいことは野菜の成長にはプラスになりますが、成長したそばから葉っぱや実が食べられるだなんて、楽しい家庭菜園の意味がなくなります。
一緒に頑張って害虫対策を行い、楽しい収穫にしましょう。
良く秋冬で見かける害虫はアブラムシ、アオムシ、いもむし、コナが、カメムシ、キスジノミハムシなどなど、たくさんの害虫が存在します。
虫対策基本(物理的防御)
外界(作物の)から害虫が来るので、種まきや植え付けなどを行うと同時に、外からのシャットアウトを行い、害虫被害を最小限にするのが一番被害が少ないと思います。
主に、防虫ネット、ハウス栽培などで野菜を囲い、極力害虫に接触させないように育てます。
場合により、ネットやハウスの中に虫が紛れ込むと爆発的に害虫被害が起こりますので注意。
一番一般的なものは防虫ネットの使用になります。
他には良く観察して、見つけ次第捕、水攻め、(ハダニに有効)、希釈したお酢、牛乳などで撃退様々ありますが、まずは作物に害虫が接触しないようにしたいですよね。
防虫ネットの使い方、注意
作物の大きさに合わせて、中の支柱や囲いを調整します。
ネットに中の作物の葉っぱなどが引っ付くと、場合により害虫がそこに卵を産み付ける場合がありますので、少し作物とネットに空間の余裕を持った張り方がいいようです。
毎年ネットを購入しなくても、繰り返し使えますが、穴がある様だと防虫ネットの効果が下がって今いますので、使う前にちゃんとネットの状態を確認する必要があります。
ネットのすその管理も大切です。裾はちゃんと土を覆い害虫の侵入を極力カバーしましょう。
防ぎたい害虫の種類により目の大きさが違いますので必要なものを使いましょう。
また、製品により防虫ネットの色も重要です。害虫の種類に寄れば好む色がありますので、そこも製品を選ぶチェック項目になりやすいです。
防虫ネットを選ぶチェック項目

目の大きさ
一番大切だといっても過言ではないです。
対象の害虫に対しての目の大きさが合わないと意味がありませんので。
主な害虫サイズ
アザミウマ、コナシラミなどとても小さい害虫
(0.4mm以下)
アブラムシなど
(0.6~0.8mm程度)
ヨトウムシ、カメムシ、モンシロチョウなど大き目のもの
(1~1.2mm程度)
☆対象の害虫の大きさより少し小さめの目を選ぶことをお勧めします。やはり害虫にも個体差はあるので、少し小さいものなども存在します。
☆なんでも目が小さいものがいいわけではないのが難しいところです。
目が細かいと、通気性、遮光性などにも作用が出てきますので、適切な大きさを選んでくださいね。
素材、耐久性
販売しているものをよく見ると、素材の違いが判ると思います。
当たり前ですが、素材により耐久性や扱いなどが変わってくる場合があり、できるならば長く同じ防虫ネットを使用できる方がコストを抑えて地球にも優しくありたいですよね。
ポリエチレン
一般的に良く防虫ネットに使われていることが多い素材です。
紫外線にも強く耐久性もあり、安価なことが多い素材です。
ポリプロピレン
ポリエチレンよりすこし高価なこと、少し硬めの素材なことが多いですが、その分紫外線などの耐久性がポリエチレンに比べて優れることが多いです。
強度も高く、長期にわたり扱うことができます。
ナイロン
軽く、柔軟性が良く、家庭菜園でもよく使われる素材です。
ステンレススチール
耐久性が高いですが、重く扱いが難しいです。やはり高価になりがちの素材です。
防虫ネットの色
よくある防虫ネットは白色で、銀色の帯状の物があるような製品が多いですが、ホームセンターなどに大規模においているところは色のついた防虫ネットも見かけることがあります。
実は虫は一般的には人間ほどいろんな色を判断はできません。
しかし、色による虫への影響は多くあり、対象の虫の被害をどうしても対処したい場合は、色合いも考慮すると効果は高くなりそうですね。
黒色
黒色は、強い日差しを和らげてくれる遮光効果が高い色です。
この夏は暑かったので、この色での防虫ネットは遮光、防虫効果を期待できます。
また、虫は物には寄りますが黒は好まないとされていますので、その分も一定の効果がありそうです。
白、透明
一般的に良く売られているタイプです。
多く売られているため、目のサイズや、追加効果のある製品も多めの色のタイプです。
やはり、一番日光の光を阻害しにくいため、野菜の光合成阻害が考えると使いやすいタイプです。
これから秋冬野菜を育てるうえでは一番に使用されやすい色です。
よくある銀糸の入った防虫ネットの効果は虫よけです。
良く害虫にあがるアブラムシなどは水を嫌います。このキラキラした銀糸で一定の虫よけ効果があり、よく防虫ネットには銀糸を使用されています。
一定の鳥にも効果があるようです。

個人的に、いまアブラムシが私の中で大害虫なので、今年の秋冬もこの銀糸入りの防虫ネットを使用します!
赤色
最近の研究でアザミウマに対しての効果があることが分かってきました。
アザミウマは赤色は黒色に見えるようですので、赤い防虫ネットの場合は有効とされています。
しかし、本当に小さい虫ですので、目の大きさ対策も行い、そのうえで赤色の防虫ネットにすることがお勧めです。
通気性、遮光性
夏場には高温障害の関係で、遮光性は大切な考える項目になります。
また、必要な光が植物に届かないと正常な光合成が行われなくなり、ひょろりとした作物や場合により病気の発生、最悪な場合も考えられます。
それ以外でも、やはり通気性はとても重要な項目になります。
防虫ネットの性質上すべての虫を除去したいがために、小さい目を選びたいところですが、それでは良くない効果も生まれやすいです。
やはりどうしても目が小さければ、小さいほど通気性は低下します。
通気性が低下すると、植物にとってもいいことはあまりないようです。
じめじめ常にしてしまいますと、カビなどの病気が発生しますのでやはり適切な風の通りは正常な作物には必要不可欠です。
虫が発生しやすい時期と注意点

これから秋、冬という季節になりますがやはり虫に取っても動きやすく発生しやすい時期が存在します。
流石に気温によりますが、12月ぐらいになりますとほぼ害虫被害に頭を悩ますことは少なくなりますが、それまではやはり害虫対策は必要になります。
9月~寒くなるまでの期間
ハダニ、アブラムシ、ヨトウムシ、カメムシ、アオムシ、コガネムシなど
小さな虫は特に大変です。
気が付かずにいると、数日でどうしようもない数に増えていることも多々あります。
特に私は毎年の秋ナスにはハダニに困らされています。
また、春先はあまり困らないのですが、この時期の秋にはアブラムシの被害が私の家庭菜園には爆増することがあります。

基本的に小さい時にロハピなどで撃退していますが、やはりよく観察して数が少ないうちにテープなどでちみちみ取るのが私の中で効果が高いです。
カメムシ、コガネムシなど大きい虫の場合は冬にかけて越冬するために、やはりこの時期は特に食害が多く見かけるようです。
この頃の暖冬の効果もあり、越冬できる個体が春先に大量発生して農家さんを困らせるニュースもよく見ます。
害虫対策はやはり、この9月から寒くなるまでは行うことが基本になりそうです。
不織布を使った虫対策
一般的には虫には防虫ネットでの対策が多いですが、不織布もこれからの秋冬野菜栽培には用いりやすい素材になります。
不織布とは名前の通り、織ってない布になります。
よく見ると明らかな縫い目がなく、ふわりとした布です。
一般的によく見る製品ではマスク、おしぼり、おむつなどによく使われていますが、家庭菜園や園芸など向けにも販売されています。
この場合の不織布は主に、霜対策や保温効果、乾燥対策などに使われていますが、防虫対策にも使われています。
不織布のベタ掛け
防虫ネットを張る場合は、トンネルで防虫ネットを使う感じですが、不織布のベタ掛けは、トンネルをつくらず名前の通り対象にかけるだけです。
基本的には、対象の種を蒔いたら不織布を上から少しゆとりをもって覆いかぶせて作物の両端を土で覆い害虫などが入らないようにしておきます。
作物の成長具合により、ゆとりを増やしたり、程度に追肥などが必要となりますが、基本的には収穫時期か、期待効果(防虫、保温、霜対策など)を期待しなくなったぐらいで除去します。
不織布のベタ掛け注意点
不織布の製品により、光や風の通しやすさや重さなど色々種類がありますので、ベタ掛けできる製品を選んでください。
防虫目的の場合は種を蒔いた後から早めに施工することで、新芽を守ることができます。
浸透性が高いものですとそのままかけたままで水やりができますが、浸透性が低いと、たわんだところに水が長くとどまり、その下の作物に障害が出ることがありますので、初めて上から水を与える場合は注意してください。
性質状どうしても防虫ネットに比べて傷がつきやすいです。不織布は繰り返し使うことができますが、使う前に穴や、欠損がないかチェックしてください。
作物により、使えない場合があります。
例えば背丈が大きくなる作物ブロッコリーなどは長期に使うことは難しいです。(背丈が低い初期は使えます)
逆に葉物野菜、根菜類は不織布のベタ掛けに適しているといわれています。
成長するにつれて、適度にベタ掛け範囲を緩ませて作物が正常に大きくなるようにしてください。
家でできるその他の虫対策

虫があまり寄らない野菜を近くに植える
アブラナ科の野菜は本当に害虫に大人気の野菜です。
やはり害虫が嫌で家庭菜園を行わない方も多いと思います。また、ネットや不織布なども手間もあります。
ですが、近くに植えて防虫対策ができる野菜があります。
ニラや、リーフレタス、春菊などは虫が寄りにくい野菜としては有名ですよね。
例えば、キャベツ、白菜などのアブラナ科の野菜を植えるときに近くにリーフレタスニラなども植えてみると、アブラナ科に作虫がリーフレタス、ニラなどに匂いを嫌がり、他のアブラナ科だけの畑より害虫が付きにくいです。
私も正直ニラやレタス、春菊を育てたことがありますが、春菊、ニラに関しては害虫に困ったことがありません。
レタスに関しては青虫はいないのですが、何か?のフンが少しだけ付いたことがあるので、、、。でも断然アブラナ科より簡単に育てやすい印象です。
栄養過多の畑にしない
家庭菜園を行うと、一番困る項目で肥料の量をどれぐらいあげたらいい?問題だと思います。
多い方がいいよね!と私は家庭菜園初期のころよく化成肥料を与えていたのですが、やはりアブラムシの被害が多かったように思います。
特に窒素成分の多い肥料を多く与えていると、それを好む害虫が寄ってきやすく鳴ったり、作物自体が栄養過多で害虫被害にあいやすい体質となります。
肥料のコントロールは目に見えにくいので難しいですが、肥料のパッケージなど参考にしてみてください。
雑草を生やさない
雑草は本当にすぐに生えます。むしろ、作物を作るために与えた肥料を雑草が取り込み作物より元気に育つぐらいです。
でも、雑草が近くにあると病害虫を呼び込む恐れが高くなります。
自分の畑の範囲以外ではコントロールは難しいですが、自分の家庭菜園でできる範囲は雑草を少なく出来る方が害虫被害にあいにくくなります。
アブラムシなどは羽を持つものが風などにのり、移動することがありますが、原因となる雑草などが遠ければ遠いほど、私たちの家庭菜園まで行きつく可能性が低くなります。
難しいことですが、私も頑張って雑草処理をしています。
(本当に、雑草の方が元気なので少しやる気がそがれますが、頑張ります)
まとめ
農薬は用法容量を守り正しく使えば決して悪いものではなく、私たちの為には大切なものです。
しかし、やはりできることならせっかくの家庭菜園で無農薬に挑戦するのは素敵なことではないでしょうか?
虫のピークは夏だといわれていますので、この秋冬に初めて家庭菜園を挑戦するのもいい機会だと思います。その時に、このページがお役に立てれればとても幸いです。
虫はやはり薬を使わない場合は物理的にシャットアウトを行う方が効果が高いです。
主に、防虫ネットを使うことが多いですが、やはり支柱を立ててトンネルなど行うには少し面倒だし、わかりにくいもの。
その場合は不織布のベタ掛けはどうでしょうか?
製品によりますが、防虫ネットより手軽に行えるところが魅力です。
他にも、雑草対策、コンパニオンプランツなども紹介させていただきました。
私事ですが、今年は初めて白菜の種から栽培を行ってます。
今回この記事のことを用いて成功できるように頑張ります。またどこかでご報告できればうれしいです。
長くなりましたが、まだまだ日中はあついですので、皆様お体お気をつけて楽しい家庭菜園ライフを楽しみましょう(#^^#)
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