家庭の小さな庭で楽しむ!秋冬の育てやすい半陰性植物5選

家庭菜園

夏野菜も終わり、日々の日が照る時間が少しづつ減ってきていますね。

秋が近づいているような気がします。(まだまだ暑いですが!真夏日ですが!)

そうなると、日中の日差しが少なくなり、残念ながら家庭菜園を断念している方も多いのではないでしょうか?

かく言う私の家も、結構夏以外は基本結構な日陰です。場所によればコケが生えるぐらいには。

でも、やはりこのまま家庭菜園を続けたいですよね。

半日陰でも育てる秋冬野菜チャレンジしてみませんか?

(酷暑を味方に)夏の終わりまでに知っておきたい!菜園の片付けチェックリスト

秋冬になると変わる日照時間と、それに伴うメリット

秋冬になると、地球の地軸の傾きが太陽から遠くなるため、日の出日の入りの時間も夏よりだんだん変化して日中の時間が短くなります。

人間も太陽の光に当たらないと沈んだ気分になり易かったり、体の栄養バランスが悪くなりがちにもなるそうです。

野菜にとっても、太陽の浴びる時間は成長の為にもとても大切、必要ですが個体差が野菜には大きいようです。

太陽の光がとても必要な野菜も多いですが、そこまで太陽の光を必要としないおいしい野菜もあります。

そういう、余り太陽の光を必要としない野菜を選べば、家庭菜園も秋冬でも楽しめます。

また、夏に比べてこの秋冬での家庭菜園は様々なメリットがあります。

秋冬は害虫が少なくなる時期

害虫のピークはおなじみの通り夏です。種類によりますが、ある程度の気温が無いと虫は成虫のまま屋外で冬を越すことができません。

また、この冬を越す場合虫はおとなしく比較的暖かい枯れ葉や、屋内に近いところ、土の中などでじっとひそめて春を待つことが多いです。

ですので、夏が終わり、秋が来て、冬になる季節にはだんだん害虫の被害が減っていくことが多いです。

秋冬野菜は、葉の物野菜、アブラナ科など葉っぱを食害される害虫も多い印象ですが、育てていくうちに害虫被害が減る季節が到来して、秋冬になり比較的春夏より家庭菜園を行いやすいとされています。

その寒さが野菜が甘味を蓄えやすい、栄養価が高くなりやすい

先述しましたが、秋冬野菜はだんだん寒さが厳しくなってくる季節になります。

人間もそうですが、基本屋外に成長する野菜はその寒さとも戦わなくてはいけません。

その戦うために、葉っぱなど凍らせないために、その野菜の体は栄養価を蓄え、糖質をため込む習性があります。

これは、水単体より、糖質が含まれた水の方が凍りにくく、ひいては野菜自身が凍りにくい、凍ったことにより細胞膜を破壊されることを防ぐためです。

その効果を実感できてそして、みかける野菜としてちじみほうれん草があります。

冬の寒さにさらして、肉厚、甘味のあるほうれん草になったものです。

このちじみほうれんそうは、夏のホウレンソウより栄養価が数倍高く、そして甘味があるのが特徴です。

スーパーなどでは少しお高めの野菜も、ご自宅にある家庭菜園でチャレンジしてみるのもいいのではないでしょうか?

purannto
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個人的に大根などは冬の方が瑞々しく、辛みも少ない印象で、やはり秋冬野菜は夏にない特徴が野菜にはあり、冬ダイコン大好きです。おいしい。

暑さが和らぎ家庭菜園の作業が行いやすい

もう、本当に夏の作業は大変でした。

だって長時間の外作業は熱中症リスクがガンガンに高かったです。

少し、何かしようも汗が吹き出る。なのに害虫と来たら元気です。なんで、こいつらクーラー無いところでこんなに元気に、、、、と何度思ったことでしょうか。

まだ、暑いですがこれから秋になるとますます、私たち人間は作業しやすくなるはずです。

夏野菜(高温障害などのリスク)の日陰なども気にしなくていい時期にもなるので、遮光ネットなどの道具も使うことはほぼない時期です。

秋冬に適した日陰で育つ野菜一覧

小松菜

半日陰を好む野菜です。

そして家庭菜園初心者お勧めのお手軽野菜でもあります。

気候によりますが、種を蒔いて二か月程度で収穫まで行けれる野菜で、スーパーでもおなじみで人気の高い葉の物野菜です。

アブラナ科の野菜ですので、害虫対策は必要ですが、寒冷な気候を好み冬でも霜よけや、トンネルなどを駆使するとほぼ一年中育てることができます。

やはり寒さにさらすと、栄養価が高くなります。

外に生えている葉っぱを切り取るような収穫方法ですと、次々と新しい葉っぱが生えてくるので長く楽しむこともできます。

お手軽さ☆☆☆☆(マックス☆5)  注意 アブラナ科の害虫対策

農薬なしでもトライ!秋冬野菜の虫対策テクニック

リーフレタス

結球していないレタスです。

サラダに人気で私も良く購入します。サニーレタスなどは特に有名で彩的にも華やかにしてくれますよね。

やはり半日陰を好み、逆に日向過ぎると、葉っぱが固くなり、苦みが出たりとあまりよろしくはありません。

おいしいレタスの為にも、半日程度の日照時間がいいようです。

レタスはやや乾燥気味を好み、多湿は苦手で病気になることもありますので、株間と風通しは大切です。

アブラナ科ではない事もあり比較的害虫に強いですが、やはりアブラムシや、ヨトウムシなどの被害が出ることもあります。

purannto
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本当にアブラムシやヨトウムシは野菜を選ばないですね!!ぷんぷんです。

こちらも外側の葉っぱを収穫していくと長く楽しむことができる経済的な野菜です。

お手軽さ☆☆☆☆(マックス☆5)  注意 風通し、湿気に注意

ニラ

日陰で育てることができる野菜などで検索するとまず出てくるニラです。

良くチジミや、ニラレバなどで食べる方も多いのではないでしょうか?

独特な香りは、人間には良い食欲をそそる匂いに感じることが多いですが虫には嫌な臭いのようです。

その為害虫対策として他の野菜のコンパニオンプランツとしても育てられることが多い野菜でもあります。

主に春に種を蒔き、一年育てて、二年目から収穫していくことが多いですが秋まきでも育てられます。

本当に手間がかからない野菜で、虫もほぼつかない、お花が可愛い大好きな野菜でもあります。

(食べるのをメインで育てる場合は花は除けてくださいね。葉っぱが固くなります。花も食べれますが)

日陰でも育てられますが、ある程度、半日陰が好ましいです。

ずっと日向は逆に葉っぱが固くなりやすいので注意が必要になりますが、基本水と時々の追肥でほっとけれる野菜です。地植えだとほぼ何もしなくていいんじゃないでしょうか?

多湿はニラは好みませんのである程度の風通しと、2.3年ごとの植え替えは必要です。

育てやすさ☆☆☆☆☆  注意 数年で株分けが必要

家庭菜園で育てる!柔らかいニラを収穫するコツを5つ紹介します!

ネギ

薬味の王様のイメージがあります。ネギ。

ネギ焼きや、料理の彩りアクセントにも重宝しますよね。

日光を好みますが、一応半日陰で育てることができます。

その匂いでもって害虫被害は少ない印象で、ニラ同様コンパニオンプランツのように何かの野菜と共に植えることもあります。

風通しの良い場所を好み湿度は苦手です。

種類によりますが、比較的寒さに強い野菜で、害虫も少ない育てやすい野菜です。

育てやすさ☆☆☆☆(マックス☆5) 注意 できれば午前中は日光が浴びたい。 

ほうれん草

他の項目で先述した通り寒さに当てることで栄養価、おいしさがアップするほうれん草も半日陰で育てることができます。

逆に暑さには弱いため、種まき時期は少し注意が必要かもしれません。

比較的小松菜などにに比べると虫は付きにくいですが、やはりアブラムシやコナダニ、ハダニなどが付くことがあります。私自身も根元から伐採していく系のヨトウムシにも食べられたことがありますので、注意は必要です。

水はけのいい、中性~弱アルカリ性を好みます。酸性土壌は苦手ですので、育てる前に石灰などで調整をすると育てやすいです。

冬場が一番おいしいイメージのあるほうれん草。ちじみほうれん草をチャレンジしてみませんか?

育てやすさ☆☆☆(マックス☆5)  注意 高温多湿が苦手、酸性土壌が苦手

日陰野菜の対策とよくある問題

水やり問題

夏場に比べてだんだん気温が下がると、土壌の乾燥状態も変わってきます。

気温が下がればその分だけ、水分蒸発が起こりにくくなるので、夏場のように水やりを一日二回など行う必要が無い場合がほとんどです。

むしろ、水やりを過度に行うと、病気の発生や、根腐れなどにより枯れる場合がありますので、少し作物の状態も気にしつつ水やりをコントロールしてあげてください。

特に霜など降りるような時期の水やりは、午前中に済ませるようにした方がいいです。

夜間の一番気温が下がる時間に水気が多いとそれが凍り、根などを痛める可能性が高くなります。

日陰栽培では日向より水分蒸発量は下がる傾向です。土壌の観察を行い、乾いている場合に水やりを行うなどが大切になります。

肥料は少な目に

肥料はその作物のより適量が指示されていることが多いですが、秋冬の場合はその気温の低さにより作物の成長具合も夏場より数段下がることが多いです。

ですので、多めに肥料を与え続けると、逆に成長を阻害して、肥料焼け、害虫を誘引してしまうことがあります。

水やりと同じように、少し控えめの方が秋冬には適切です。

また、この半日陰の場合は他の日向の場所よりもゆっくり作物が成長します。

場合に寄ったら既定の肥料量の半分程度が適切な場合がありますので、作物の茎の太さ、葉っぱなどの色味など観察して判断してください。

湿気を気を付ける

季節の空気は乾燥気味になりますが、どうしても日陰の場合は湿気がこもりやすいです。

場所により空気の通り道が無い場合はますます、じめじめしやすいです。

作物により、この湿気が好みな場合もありますが、過度な湿気は病害虫のもとになります。

株間を広めにとる、障害物がある場合除けれるときは除けて風通りを作るなど、できる工夫をしてあげてください。

霜の時期は注意

寒い時期は特に注意が必要になります。

日陰が多い場所はどうしても低温が続く状態になりやすいです。

霜が降りやすい低温が続き時期などは、株元のマルチで保温に努めたり、背丈の高い野菜以外は不織布、寒冷紗などで全体を覆い霜対策を行った方が、野菜のダメージを最小限に抑えやすいです。

冬場は風が強いことも多いので、強風対策も行い風に飛ばされないようにも注意してください。

まとめ

暑い夏が終わり、秋冬の季節になりました。

この秋冬は過ごしやすい時期ではありますが、日照時間が短くなる傾向です。

日陰になりやすい家庭菜園の場所で秋冬はあきらめている方もせっかくですからチャレンジしてみませんか?

半日陰でも育てることができる野菜も紹介させていただきました。

どうしても気温が下がるために作物の成長は夏野菜に比べると遅くなりがちです。しかしいいこともたくさんあります。

作物によりますが日照時間が少なめの方が、癖が少なく、柔らかく育てることができる作物も多々あります。

そして、冬の寒さにさらすことで甘味や栄養がアップするいいことも秋冬野菜の醍醐味でもあります。

日照時間が少ない分少しの注意点もありますが、せっかくですし秋冬野菜をチャレンジしてみましょう!

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