異常繁殖中!?ナスのテントウムシダマシの生態と防除法 茄子の葉っぱの虫食い犯人だ!

家庭菜園

前々から、気になっていた私の庭のナスですが、いよいよどうにかしたく思うぐらいに食害が出てきました。

茄子の葉っぱがレースのように、波のさざ波のような模様のように特徴ある食べ方でちょこちょこ薄く食べられている、、。

きっと、こいつはテントウムシダマシ!!

ナスにおけるテントウムシダマシの実態とは?

テントウムシダマシの基本的な生態

ニジュウヤホシテントウ、オオニジュウヤホシテントウとも呼ばれることがあります。

大きさは成虫で1センチ無いぐらいで、名前の通りテントウムシによく似ています。

でも、背中の点々が28個ぐらいあり、微妙に背中に毛が生えており、独特の光沢もない背中の持ち主です。一度見ればテントウムシとの違いは一目瞭然です。

とりあえず、光沢のない毛が生えているテントウムシっぽい害虫です。

主に、ナス科の野菜を好む害虫で4月~10月に好発します。特に活動が活発になるのは6~8月ぐらいで、今ですね!!つらい。

卵は一か所20~30個ぐらい、葉っぱの裏に黄色い細長い卵を産み付けます。

幼虫は、まばらなとげのようなものを持つ芋虫状で、やはり葉っぱを食べます。

ナスに与えるテントウムシダマシの被害

食害がある害虫のテントウムシダマシですが、葉っぱ以外に茄子の実も食べます。

食べるといっても丸ごと一個丸ままじゃなく、表面を好きなように削って食べる感じです。イヤですよね。

折角の収穫物ですので、虫より先に苦労した私たちが食べたい!!

幼虫時代から食欲旺盛で、少しの間に葉っぱを本当にぼろぼろのレースのように食害するため、ナス自体の収穫量も減りますし、株自体の弱体化を招きます。

そうすると他の病害虫を招くことも多くなり、結果的に枯れる可能性も高くなります。

異常繁殖の原因と時期

テントウムシダマシは野菜のほかの雑草にも卵を産み付けますが、やはり人間の品種改良したおいしい野菜は大好きのようで、春先は春ジャガイモの葉っぱをボロボロに食害して他の野菜も食べていきます。(私は今年ジャガイモ被害受けました!)

ですので、ジャガイモを育てる場合はすぐ近くにナス科の野菜は育てない方がいいとされています。

卵は葉っぱの裏に細長い卵を密集して産み付けます。幼虫も野菜の葉っぱを裏から食欲旺盛に食害しますので、一匹見つけたらすぐ対処しないとボロボロの葉っぱを作られることになります。

テントウムシダマシは春先から11月ぐらいまで食害があるようですが、一番活発なのは6月~8月で、丁度ナスの時期ですね。

テントウムシダマシの発生を防ぐための対策

幼虫や卵の防除ポイント

テントウムシダマシは肥料過多の株に付きやすいようですので、ひどく発生する場合は、少し肥料の量を考える時期なのかもしれません。

そして、テントウムシダマシは飛来害虫です。背中の羽は飾りじゃないので、冬を越した後にジャガイモや好みの雑草などの植物を経てナスに来るのでしょう。

防虫ネット

初期の防虫ネットが最も効果的だと考えます。

防虫ネットはテントウムシダマシの大きさが1cmない程度の大きさですので5mm以下の物がいいと思います。

防虫ネットを張る場合は、隙間が無いように張ってくださいね。

周りの環境、ジャガイモや雑草注意

また、春ジャガイモを栽培している場合は、その近くにナスを植えると連鎖的にテントウムシダマシの被害を受けやすいため、近くには植えない方がいいでしょう。

近くに草むらや、風通しの悪い状態の所にナスを育てている場合も注意が必要です。

野菜の苗以外にもテントウムシダマシは付くからです。できるなら余計な草などは除去して風通しの良いようにしましょう。

他の病害虫対策にもいい影響があります。

コンパニオンプランツは?

他にはコンパニオンプランツを植えるなども有効とされていますが、うちではニラでは効果残念ながらありませんでした。

もしかすると、ニラの量が少ないプランターですから意味がないのかもしれません、、、。

また、シソもコンパニオンプランツとしてテントウムシダマシが嫌うとされています。

(私の畑はなんでかシソが育たないので検証できていません。)

現在悩まされているテントウムシダマシへの対策

見つけ次第捕まえる!

現在進行形のテントウムシダマシについて、ですがやはり一番は見つけたら即捕まえることです。

主に卵、幼虫は葉っぱの裏に付くとされていますので、そちらも注意深く探してみてください。成虫自体が1cmない程度の大きさですので、少し見つけにくいかもしれません。

卵は黄色い長細いものが20~ぐらい密集してありますので、見つけ次第テープなどで取り除く、葉っぱごと除けてしまうなど対策します。

注意としては、テントウムシダマシの幼虫はとげのようなものがありますが、成虫幼虫共に毒は持っていません。

ですので、素手でも対応可能と思いますが、人によりアレルギーが絶対出ないとはいえないので、やはり直には触らない方がいいと思います。

また、成虫のテントウムシダマシはテントウムシ同様擬態して死体を装います。

少しの刺激にポロリと落ちますので捕まえやすいですが、そのまま落ちたままだとまた食害の被害にあいますので、下に盥などを置き対策するとたくさんいる場合は捕まえやすいです。

テントウムシとテントウムシダマシ

テントウムシ(ナナホシテントウやナミテントウ)は益虫です。

子どものころに捕まえたり、見た方も多いと思います。

主にアブラムシを食べてくれるので、私としても大好きな虫です。かわいいですし。

幼虫は黒とオレンジ色ですので、少しグロ入りますが、この子もアブラムシを日により20匹も食べてくれるそうです。最高ですね。

キイロテントウというテントウムシもいます。

この子は背面黄色で私は見たことがありませんが、カビなど(うどん粉病)を食べてくれるそうです。うどん粉病は私も去年かぼちゃに大発生して苦しめられましたので、この子も最高の益虫ですね。

ですので、益虫のテントウムシはそっとしておきましょう。

敵は毛が生えており、光沢のない背中を持つテントウムシダマシです。

酢や木酢酢スプレー糠をまく対策

酢や木酢酢を使う方法は、確かに忌避行動はあるようですが、長期には効果は無いようです。

米ぬかは一定効果があるようです。

米ぬかの場合数日はテントウムシダマシが寄り付かないようですが、どうしても葉っぱの上に米ぬかを散布するので、光合成がどうなるかの不安がありますし、場合により他の虫を寄り付かせる可能性があります。

難しい問題です。

purannto
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私の方法としてはやはり、一番は見つけたら捕まえる!そして、予防的にお酢を散布しています。

この場合のお酢の濃度は薄めででも匂いは付くので、どうかな?と。

お酢など使われる場合は初めは薄めの濃度で、試しためしお使いくださいね!

農薬を使う

無農薬にこだわらないならば農薬を使うことも有効です。

テントウムシダマシに使える農薬は数ありますが、私はどうしてもの場合にベニカを持っています。

ベニカXネクストスプレーは様々な適応がありますが、ナスの適応として下記の虫に有効とのことです。

なす適応

アブラムシ類、ハダニ類、ハスモンヨトウ、オオタバコガ、テントウムシダマシ類、葉もぐりハエ類、うどんこ病

希釈なしでそのままスプレー出来て、使いやすいですが効果がある代わりではありませんが注意事項もありますので、使われる方はよく説明書を読み、正しくお使いください。

私はハダニ対策的にお守り代わりに購入しています。これも去年ハダニがひどかったので購入しました。

茄子おすすめレシピ

茄子南蛮

材料

茄子適量、ポン酢、砂糖、油、(鷹の爪、シソ、ネギなどお好みで)

作り方

1.フライパンに乱切りしたナスを油でいためる。

2.油でナスに火が入ったころにポン酢、砂糖でお好みに味付け。ピリ辛がお好みならここで鷹の爪を少量入れてもピリ辛でおいしいです。

3.盛り付けて、どうぞ。冷蔵庫で冷ましてもおいしいです。

彩が気になる方は盛り付けた上に輪切りのネギや、シソなどを散らしてもきれいです。

まとめ

茄子を育てていたら、よく見る害虫だと思います。

テントウムシに似ていますが、すぐに違いが判るようになります。

そして、そのままの様子見で被害がひどくなる虫でもあります。対処としては初めの防虫ネットが有効ですが、発生しても見つけ次第捕殺していきましょう。

まだまだ暑い時期ですが、ここからの秋ナスに向けて頑張りましょう。

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