私の小さい畑に三本だけトウモロコシを今年は植えていました。
そして、昨日は一本収穫しました。もう少し待つ予定でしたが収穫をしなくてはいけない問題が今年も出たためです。
それは蟻が食害するからです。来年に向けて対策を打ちます!
トウモロコシの育て方
家庭菜園ではメジャーな野菜でもあると思います。
イネ科の植物で夏の風物詩のお祭りに齧る方も多いのではないでしょうか?
日当たりと水はけのいい土を好みます。
種は4月から撒くことができますが、害虫(アワノメイガなど)の対策としてはやめ、遅め、早めに撒く場合もあります。
この場合はその季節に応じたトウモロコシの品種を選ぶことが大切になります。
乾燥に弱いので、水やりはたっぷり。栄養大好きなので肥料も元肥、追肥たっぷりめがいいです。

トウモロコシの品種で主なもの
トウモロコシはよく使われる野菜の一つで、主食にも良く国により採用されている人気食材ですが、すべて同じ種類ではありません。
メジャーなトウモロコシの他にもたくさんの品種があり、使い方や、好みによって栽培されています。
スイートコーン
でんぷん質が少なく、糖分が多いやわらかいものが多い品種です。
主に家庭菜園で作られているものになります。よく家庭菜園で苗としても販売してて手に入りやすいです。
甘く、おいしく、そして場合により生食にもできるものです。
スイート種、スーパースイート種、バイカラー種などあります。
ポップコーン(爆裂種)
私たちが良くお菓子として食べるポップコーンですが、これもトウモロコシの一種です。
弾けた形によりバタフライ型、マッシュルーム型などに品種があります。
よく見るタイプはこちらのバタフライ型だと思います。この頃スーパーでマッシュルーム型も出てきました。
ポップコーンは種の中のでんぷん質が固く、加熱することにより内部の水蒸気が膨らみ、圧力がかかりすぎて限界になると爆発します。この時の作用でポップコーンになります。
ですので、スイートコーンなどはポッポコーンのように煎っても爆発しません。
デントコーン(馬歯種)
主に家畜などのごはんや、バイオエタノールの活用に使われることが多いです。
実だけでなく、茎、葉っぱも家畜のごはんとして使用されます。
一応人間も実の部分は食べれますが、やはり触感良く思わないことが多く、甘みも少ないため好まれません。
デント(くぼみdent)のことで、くぼみのある歯ににた形のトウモロコシです。
フリントコーン(硬粒種)
数千年前から存在していたといわれる種です。
内面がガラス質で外皮も硬く水を吸収しにくいため、長期保存に有効です。
また、いろいろな色で構成されていることもあり、装飾などに使われることもあります。
乾燥に強く、保存もしやすい、栄養素も高めと食用に長期使われてきました。
ワキシーコーン(もち種)
外見がワキシー(ワックスのような)トウモロコシです。
水と蒸したりすると、もちもちとした触感になるトウモロコシです。
1908年ごろに中国で発見されたようです。
その特色を生かして、ソースやレトルトなどに増粘用にワキシースターチとして使われたりもします。
日本の昔からあるもちトウモロコシとは別物。
ソフトコーン(軟粒種コーン)
名前の通り柔らかく加工しやすいトウモロコシです。
主に加工されてトルティーヤなどの原料になります。
上記以外にもたくさんのトウモロコシがあります。
市販の種としてでも、いろんな種類があるので気になる種を探して栽培してみてください!
トウモロコシのよくある質問
トウモロコシを育てているときによくある疑問の一つに、雄花が出てるのに雌花が出ない問題です。
調べたところ、基本的に雄花が咲いてその結構後で葉っぱと茎の間に小さな膨らみ、ひげが出て、雌花が出てくるような順番になることが多いです。
ある程度育つ→雄花が出て花粉を出す→雌花が出る
☆場合により育成不良で雌花が出にくい場合もあります。
結構私感覚ですが雄花が出て花粉出てるのに雌花がない!出ないという期間が長く感じるので、できれば成長が少しずれているトウモロコシがあれば安心できるのかなと思いました。
(ですので、一本だけよりかは数本育てると気分的に安心できるという感じがいいかなと思います)

今年は三本だけしか植えてないのに、雄花が満開の時にひどい雨でほぼ花粉が流れるということもあり、できたのは一本(それも蟻の食害)
来年はもう少し場所を増やし、トウモロコシを作るつもりです。

トウモロコシを狙う害虫たち
正直個人的にトウモロコシは家庭菜園においてもコスパがいいとは言えない野菜だと思います。
しかし、それを上回る野菜のおいしい夏野菜の定番。子供たちも基本的大好きな野菜。
なんといってももぎたてが一番おいしい(偏見だったらすみません)ぜひ出来立てを食べていただきたい野菜です。
しかし、このおいしい野菜。コーン。好きなのは人間だけではないのです。代表的なアワノメイガから様々な虫にも狙われています。

↓害虫対策まとめています。よかったら見ていただけると嬉しいです。
憎き害虫
アワノメイガ
チョウ目ツトガ科に属する蛾の一種
トウモロコシの食害で一番良く見る害虫だと思います。
トウモロコシ=アワノメイガといっても過言にならない程度によく見ます。(ネット上の害虫で)
6月から8月に好発します。
トウモロコシの茎や実に幼虫が潜んでいることが多く、買ってきたトウモロコシが食べられていたことで見たことがある方もいるはず。
対処としては、受粉が終わり次第雄花を切る、そもそもの好発季節にトウモロコシの実を作らない、トウモロコシのひげをネットで覆うなどが有名です。
農薬の種類もたくさんあるので、被害の甚大さも大きい印象。
私は個人的に3年ほどトウモロコシを作っていますが、家庭菜園ではお目にかかったことが無いので、出る地域もあるのかもしれません。
オオタバコガ
トウモロコシの他にも、なすなども色々食害報告があります。
ひげの部分から実に侵入し、食害します。
大きくなってくると、実だけではなく葉っぱや茎も食べられてしまいます。厄介!
多くの窒素肥料が、オオタバコガを呼び寄せたりすることがあるので注意。
農薬は効果がありますが、同じものを使っていると耐性が付くことがありますので複数使うような対策が必要。
アブラムシ
どんな野菜にもつくんじゃないかと思うぐらいによく見るアブラムシですが、アブラムシはトウモロコシにもつきます。主にトウモロコシにつくアブラムシは3種類です。
甘い汁を吸い、栄養を奪われるだけでなく、他の病気を引き起こすのでとてもよろしくないです。(ウイルス病、すす病)
見た目の一つ一つは小さいものすぐに数が増えてしまいますので日々の観察はとても重要です。
雄穂が出たぐらいに大量発生することが多いようです。
薬剤散布で予防的措置が取れたり、よく見る牛乳散布も効果があるようです。
対処が難しい場合は薬剤を考えるのもいいかもしれません。
蟻!(NEW)
私の中で一番のトウモロコシの害虫です。
正直上記の害虫は見たことがありません。うちの小さな畑は害虫を誘引する雄穂の数が少ないからかもしれません。
ネットで調べるのですが、情報は出てきませんが明らかにトウモロコシが蟻に食べられました。
粒の中身を小さく切り取り巣に持ち帰っている様子。
爆裂種には蟻は来なくてスイートコーン種が被害にあっているので、甘い、柔らかいものを狙っている印象。
蟻は間接的にアブラムシが多いと来る印象との情報がありましたが、現在私の畑に明らかに大繁殖している様子はないアブラムシ
(草など野菜以外はわかりませんが、少なくとも私が管理している野菜には繁殖していないです)
雄穂に蟻が来るとの情報もありましたが、私に庭のトウモロコシは、そろそろ収穫時期かな?な時期に急に蟻をトウモロコシの実に入っていくところを見たのが今年です。
前回は、トウモロコシに蟻はつかないものとみていたため開けたときに、蟻がいっぱいいてびっくりしました。
この時からトウモロコシに蟻が付くというのは私の常識です。
多分ですが、甘いので蟻も来るのでしょう、、、。

気になる蟻対策
調べてもどうしてもトウモロコシに対するアリ駆除方法がなかったので、基本的な家庭菜園の蟻対策になります。
まず、アブラムシと蟻の関係ですが、共生関係にあることが多いようです。
アブラムシはおしりから甘い蜜を出します。この甘い蜜を目的に蟻はアブラムシを守ることが多いようです。
アブラムシの出す甘い蜜は蟻が含むと攻撃性が上がり、よりテントウムシなど蟻にとっての害虫を攻撃しやすくなるという研究もありようです。
しかし、アブラムシを捕食する場合もありによってあるので必ずしも共生しているわけではなさそうです。(私の畑の場合はこれかな?と思います。アブラムシ居ないので)
そして、今回は単品蟻との対処になりそうです。
トウモロコシを守るための対策
種類によるかともいますが、女王蟻は春から夏に卵を産み繁殖します。この時期に活動的になる蟻。
できればアリの巣を確認して全滅を狙いたいところ。
使える場所でアリの巣を見つけたら薬剤で駆除するのが一番効果的です。
また、巣の周りに毒餌でおびき寄せて退治も有効です。
重曹と粉糖のトラップ
蟻の体内にある蟻酸という成分に重曹が反応して、駆除できる方法です。
見かけるアリの巣に近くにこの重曹と粉糖を混ぜたものを置くなどして食べさせます。
☆粉糖と重曹がいいです。料理に使うグラニュー糖などの粒のあるものは砂糖だけ食べられてしまいます。
砂糖と粉糖は私の家でも行ったことがあり、少しは減りましたがまだいます。
できるだけ、薬剤は使いたくなくローコストで行きたいところですが、市販薬の方が私の畑では効果がありました。
雨が降る、湿気が多いなど水分に弱い印象があるので設置場所は屋根のある場所がベストです。
作物に寄り付かせないようにする
柑橘系のにおいやコーヒーのにおいは蟻が忌避するため、作物に近づかないように置く。
コーヒーかす、みかんの皮を置いておく方法です。
みかんは毎年食べるので、乾燥させて保存してみようと思います。
コーヒーかすは、そのカフェイン、ポリフェノールなどがあるうちは作物に対して成長を阻害する可能性があるようなので今回は使わない方針です。
(堆肥にして使う場合にはコーヒーかすは堆肥有効とのことですが、この場合の蟻がにおいを嫌がる効果に期待が持てないので、、、)
少量ならば育成阻害効果はないそうなのですが、一応来年はみかんの皮で行いたいです。
まとめ
昨日取ったトウモロコシが蟻が付いていたので、このブログになりました。
私の畑だけの問題でしたら申し訳がないのですが、困ってる方がいたら一緒に頑張りましょう!
そしてトウモロコシの種類や、害虫についてまとめました。
害虫はアワノメイガが主な害虫という印象ですがオオタバコガ、アブラムシも良く見かける害虫のようです。
それぞれ対処としては農薬、物理的に対処する、そもそも来ないように実に入れないようにするなど色々ありました。
そして私の中の一番の害虫の蟻に関しての対策は蟻が活発になる時期に、アリ駆除を重点的に行おうと思います。
蟻被害に関しての情報が無かったので、来年は一般的な蟻対処方法で来年は頑張ろうと考えています。
やはり、取り立てのトウモロコシの甘さ、おいしさは本当にスーパーとは違いまして。一度作るととりこになります。取り立てトウモロコシのおいしさ!
一番おいしいのは早朝に取ったトウモロコシを食べることですが、今回夕方に仕方なくとったトウモロコシも本当においしかったです。
トウモロコシチャレンジできる方は本当に食べていただきたいです。
コメント